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【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】どうなるW杯予選。「イラク戦と同じ布陣」はメンバー固定化の始まりなのか?

2015 06/16  11:30



イラク戦と同じ布陣で前日練習 ピッチ半面での紅白戦 16日・W杯予選シンガポール戦(デイリースポーツ)

日本代表は15日、埼玉スタジアムで公式練習を行った。ピッチ半分を用いた紅白戦形式の練習では、イラク戦の先発メンバーが同じチームになった。



情熱の分析家・河治良幸の一言解説

 前々日練習(13日)のGKなしのミニゲーム、前日練習(14日)のハーフコートマッチと続けて同じメンバーとなりました。コンディションに問題がなければ、イラク戦から変わらない先発メンバーでシンガポール戦に臨むと見て間違いないでしょう。

 3月は2試合とも親善試合であり、なるべく多くの選手を見たいという目的がありましたが、今回は親善試合から公式戦という流れなので、親善試合で大きな問題が生じたのでなければ、同じメンバーを続けて起用することは合理的ではあります。

「今のところ海外組が(代表チームの)大半を占めるかもしれないし、彼らは少しレベルが上かもしれません。特にタクティクスとフィジカルですね。ただ、国内組にもかなり期待しています」

 この言葉を見ても現時点で、ハリルホジッチ監督の目線で主力を決める基準があるのでしょうが、「東アジアカップで、もっと国内組を使ってもっと正確な情報を得たい」と語ってもおり、国内組に関しては東アジアカップでメンバー選考を含め、多くのテストができるという見通しもあるようです。

 シンガポール戦の先発メンバーがイラク戦と同じだった場合、以前のザッケローニ監督やアギーレ監督と同じくメンバー固定の傾向になるのではないかと心配するファンもいるかもしれませんが、筆者としてはそこに関してはアルジェリア代表での傾向などから楽観しています。

 とにかく“W杯のスタート”とハリルホジッチ監督が強調する二次予選の初戦で良いパフォーマンスと結果をもたらし、ここから先につなげていくこと。その中で起用された選手がどういうパフォーマンスを見せるのか。

「フランス代表は歴史上、負けたことのなかった相手に負けてしまいました。試合の前に起きうることを全て考えてやることを求めている。試合で100%でない選手がいるなら10分で替えるかもしれない」

 力が落ちると言われる相手にも油断なく勝利を目指す中で、ハリルホジッチ監督の要求をスタメンの選手たちがどこまで満たしていけるのか。途中交代の選手がどういう役割を果たすのか。すべてのプレーが先につながるという意味で、結果はもちろんパフォーマンスにも注目していきたいです。

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Why people still make use of to read news papers when in this technological globe
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2016年2月19日 15:43

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