J1【松本vs広島】森保一監督会見『このアルウィンで歴史的な試合ができたことは幸せ』
2015 03/15 13:09
3月14日(土)19:00KICKOFF/松本平広域公園総合球技場/17,091人
松本山雅FC 1-2 サンフレッチェ広島
得点者:7' 柏 好文 (広島)/12' オビナ(松本)/45+3' 森﨑 浩司
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○森保一監督
ここ松本の地で勝利するのは至難の業。それは試合前から覚悟していたし、試合後も正直な実感です。そして、この完全「ドアウエイ」の中で、選手・クラブ・サポーターが一丸となって戦い、勝利できた。それが何よりの収穫です。
理想的な展開で先制し、そこからもう少し長い時間、1-0の状況のままでいきたかった。ただ、すぐに失点。松本の勢いを感じました。ただ、追いつかれても、選手は焦らずに冷静に試合を進めてくれた。それが、FKのゴールにつながった。それも毎日、選手たちがコツコツとFKの練習をしていたことが、この結果を生んだことはよかった。
後半、松本が前に出てくると思っていたし、そう来たとしてもしっかりとボールを支配し、追加点を奪おう、守り切るだけではないと考えていた。ただ、チャンスはつくれたが、ゴールすることができなかったのが反省点。そのことが松本に勢いを与えてしまった。
最後、松本のパワープレーは予測していた。決定的なピンチはあったけれど、選手たちが身体を張って守り切ってくれた。素晴らしかったと思います。
このアルウィンでの歴史的な試合ができたことは幸せだし、選手・スタッフ・クラブ・サポーター、みんなが幸せな気持ちになれた。サッカースタジアムであるということ、松本のサポーターが素晴らしい雰囲気をつくってくれたということ。完全ドアウェイの中、選手たちが最後まで素晴らしいプレーを見せてくれたのは、MAXまで来てくれた広島のサポーターの力があったことを、しっかりと言っておきたい。サポーターの皆さんに感謝の言葉を捧げたいと思います。最高の環境でサッカーができたことを幸せに感じて、これからも続けていきたい。
──後半、思っていた以上に松本が出てこなかった?
1点差で、そのままならばいいのでは、というプランだったような感じですね。我々のポゼッションもわかっていたと思うし。そして最後にはパワープレーで勝負を仕掛ける。松本の立場としては、2点差にされると苦しいですからね。しっかりと守って、カウンターで同点にする。最後にはパワープレーというプランだったと思います
──アルウィンのこけら落としで選手としてプレーされていた時と今とでは、違いが多い?
全く違うと思います。2001年のこけら落としの時、『ここにサポーターがたくさん入れば、素晴らしい雰囲気になる』と考えていた。そして、今年はJ1のホーム開幕。縁があるなと思いました。2度も歴史の節目で関われたことは、縁を感じました。こういう最高の雰囲気のスタジアムが広島にあれば、という思いでいっぱいです
──こういうスタイルのチームについて。
やるべきことを監督がコンセプトをはっきりと打ち出して、徹底してやれている。本当に強いチームは、やるべきことを徹底できる。どんなチームでも、やりづらいと思う。これからアルウインで闘うチームは、本当にやりづらいでしょう
──松本山雅の運動量に対して、選手にはどう伝えていたか。
彼ら以上には走ること。本当に松本の選手はよく走るし、球際を闘ってくる。それ以上にやらないといけない。松本の選手は、ホーム開幕であること、松田直樹さんの誕生日であることも含め、200%くらいの勢いで闘っていた。それ以上のハードワークが必要になると選手には伝えていました
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