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3月4日（水）（19:30KICKOFF／埼玉スタジアム2002／13,527人）
浦和レッズ 0-1 ブリスベン・ロアー
得点者：2'ボレロ（ブリスベン）
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○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
負けてはいけないゲームだった。ただ、立ち上がりから相手の最初のチャンスで0-1でリードされて、ビハインドからのスタートとなってしまった。失点のショックなのか、その後は少し不安定な状態でゲームは進んだが、時間の経過と共に選手たちは落ち着き、いい攻撃の形が作れたのではないかと思う。
後半は立ち上がりから良い流れが作れて、決定機もあったが、そういう中で退場者が出てしまったことが痛かった。その後、1人少ないなかでも非常に我慢をしながら、相手のゴールを奪うため、選手たちはアグレッシブに最後までよく戦ってくれた。チャンスも作れたが、今日に限ってはそういったチャンスを決めきることができなかった。選手たちは最後の最後まで全力で戦い、得点を取るためにがんばってくれたが、それが実らなかった。そのがんばりが報われなかったのがは残念でならない。
サッカーでは、こういったこともある。ただ、選手たちは最後までよく戦ってくれたと思う。もし非難するなら選手ではなく私に向けて欲しい。彼らの戦いに関して私は非常に誇りに思っている。
――今シーズン３試合で勝つ値する試合をしながら全て負けている。流れを変えるために必要なことは？
サッカーではこういうことは起こりえる。我々より強いチームでもこういうことはある。なかなか理由はつかない場面でミス、不運が失点に結びついて結果が出ないことがサッカーではあるし、それが続くこともある。失点場面は自分たちのミス、あるいはセットプレーからで、不運な部分、集中力の部分の問題だと思う。
メディアが見る視点と私の視点は違うと思う。３連敗して厳しいと思われるかもしれないが、私は負けの中にも光が見えている。いい戦いができている、いいトレーニングができているので、続けていけば流れは変えられると思っている。ガンバも昨日(ACL城南戦に)負けたけど、我々と対戦した時はガンバが素晴らしいという記事が出ていたが、私自身は昨日の試合もゼロックスの試合もガンバにそれほど違いはなかったと思っている。ただ、負けるとガンバは良くなかったと書かれる。結果だけを見て全てよしとする、あるいは悪いとするのは違うと思う。
監督として言いたいのは、選手たちは一人少ないなか最後まで戦ってくれた。今、この状況であるならば、応援してくれるのがサポーターだと思うが、ブーイングされたのは心が痛い。
チームはいい戦いをして、常に全力を尽くしている。うまくいかない時にも素晴らしい戦いを見せて、最後まであきらめずに戦ってくれた彼らに対してブーイングは違うと思う。私はこのチームの責任者であり、３連敗の責任は私にある。ブーイングは私に向ければいい。チームに向けるのはモラルが欠けていると思う。私は結果に対して責任がある。もしクラブの決定権を持つ人間が、私は監督にふさわしくないと思うのなら、それがクラブが決めればいいことだ。私自身がみなさんに言いたいのは、選手たちはブーイングに値するプレーを今日もしていないはずだと。
――後半始まってからの１０分間、退場者が出るまでは素晴らしいサッカーをしていた。前半から大きな変化していたが、なぜ変わったのか？
前半はミスをした。前半は後半の立ち上がりとは少し違った試合の入りをして戦っていた。そのことが前半と後半の違いだと思う。後半はいつものやり方に戻した。私自身、今日の試合にかける意気込みはすごい強かったし、ベストを尽くそうと思っていた。
――前半ミスをしたというのは？ また加賀選手のポジションを途中から変えたが、まだチームのやり方が固まっていない影響なのか？
相手を分析した結果、加賀を右サイドで使うことを決めたが、思った通りにいかなかった。頭の中でシミュレーションしたゲームと現実のゲームは、前半に関して違った。前半立ち上がりに失点をしなければゲームは違った展開になったと思う。前半もチャンスは作れていたし、うまくいっていた部分もあった。
――ＡＣＬでは２連敗となったが、挽回を期待してもいいか？
グループステージ突破の可能性は一戦目よりも少なくなったが、少ない中でも突破の目標に向けて全力を傾けたい。
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