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【柏レイソル】背番号にまつわるエトセトラ『ブラジルではオカマの番号なんです』

2015 02/02  08:25

今回からタグマ!編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただきます。

第1回はJ論でもコラムを掲載させていただきました(守護神・中村航輔。太陽王の「未来」を背負う男は3度の大ケガを経て、帰ってきた)鈴木潤さんによる柏レイソルの背番号に関する記事となります。


【コラム】 背番号にまつわるエトセトラ(柏フットボールジャーナル)
DSC00641_R.jpg(C)鈴木潤

1月17日に新チームの背番号が発表になった。
まず、新加入選手は、山中亮輔が6、大津祐樹が10、武富孝介が15、中川寛斗が19、中山雄太が29、クリスティアーノが30、大島康樹が31となった。
また、その他では、茨田陽生(20→8)、エドゥアルド(24→13)、中谷進之介(32→20)、輪湖直樹(33→22)と4選手の番号が変更されている。
ここでは、背番号にまつわるいくつかのこぼれ話を...。

6 山中亮輔
この番号は山中が選んだというよりは、吉田達磨監督から託された。それだけ監督の期待の大きさの表れであり、「お前がやるんだぞ」という責任感や自覚を促すために、監督は6を与えたのだろう。もともと山中はU-18時代には6を背負っていたため、彼がこの番号を背負うことに違和感はなく、かつて酒井宏樹が30から4へ変わり、そのシーズンに大ブレイクを果たしたこともあって、山中自身も「あの時の酒井君のように」とモチベーションを高めている。

8 茨田陽生
前年までの20番から変更。こちらも山中同様、吉田監督からの託されたものだ。それだけ今季の茨田に期待をかけ、「もう若手ではない。お前はレイソルの中心選手、主力にならなければいけない」というメッセージにも思える。

10 大津祐樹
大津はVVVフェンロ時代にも10を背負っていた。柏に復帰するにあたり、大津は10か77を希望した。ただ、Jリーグの規定では77は付けられないため、「空いていたので10をもらいました」(大津)という。日本人選手の10番は、2003年の大野敏隆以来だ。もちろん大津はその詳細までは知らないが、久々に日本人が付けるということは把握している。

13 エドゥアルド
前年の24から変更。実は昨年まで背負っていたこの番号について、「ブラジルではオカマの番号なんです」とエドゥアルドは苦笑い。そのため昨年は、レアンドロとドゥドゥから相当いじられたらしい。特に13に対するこだわりはなかったが、「24は変えたい」との思いから変更。しかし、13を背負ったことで、今度は周りから「薫」と呼ばれ始める。

15 武富孝介
武富はアカデミー時代、菅沼実に憧れていた。スタートミーティングで吉田監督が話した昔の武富の「ドリブラーになる」というエピソードも、そもそもは菅沼に憧れていたから、彼のようなアタッカーになりたいという気持ちがそう言わせたものだ。菅沼、ジョルジ・ワグネル、武富と、性格はそれぞれ異なるが、"愛されキャラ"が付ける番号として定着するかもしれない。

19 中川寛斗
これは中川自らが希望を出した番号。その理由は、アカデミーからの同期で、今季は長崎へレンタル移籍へ出た木村裕が昨年まで付けていた番号だからだ。「どうしてもキムの番号が付けたかったんです」(中川)。彼は今季、仲間の想いを背負って一緒に戦う。

20 中谷進之介
U-18時代は20番でキャプテン。そのため、昨年までの32よりも、アカデミー時代を知る者としては、中谷の20はとてもしっくりくるし、非常に似合う。これは茨田が8を付けることで空き番となり、それで希望した番号。中谷は当時を知らないが、かつての英雄で柏のレジェンド、ホン・ミョンボのように、20を付けて最終ラインに君臨する姿はサポーターの心をくすぐる。

22 輪湖直樹
昨年は甲府でデビューした時の番号である33を背負った。しかし今回、橋本和が移籍する際に、自分が6年間背負ってきた愛着のある番号を、どうしても輪湖に付けてほしいと、前任者から託されたという。

また、昨季終盤の活躍を見た限りでは、今季から若い番号に変わってもおかしくはなかった太田徹郎。その可能性はあったのかと本人に聞いてみたところ、「俺はどんなに活躍しても、『背番号を変える』という選択肢はもらえないと思いますね(笑)。でも26に愛着が出てきたので、ずっとこの番号でいいですし、活躍することで26を自分の番号にしていきたいです」と意気込みを語っていた。


長年に渡り、柏レイソルを中心に取材・執筆活動を行ってきたフリーライター、鈴木潤が立ち上げたWEBマガジン『柏フットボールジャナール』ではこのほかにも

・【キャンプレポート】 指宿キャンプ練習試合 鹿児島ユナイテッド戦 「アグレッシブに来る相手に対し、どうボールを動かすか」(大谷) -1878文字- (2015/02/01)

【キャンプレポート】 指宿キャンプ練習試合 鹿児島ユナイテッド戦後の選手コメント[大谷、工藤、栗澤、茨田] -2057文字- (2015/02/01)

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などを掲載中です。

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