【英国関西ライター内藤秀明の一言解説】リーグ16位に沈むドルトムント、調子が上がらない香川真司の現在地
2014 11/27 15:48
26日のUEFAチャンピオンズリーグ、アーセナルvsドルトムントの試合に、香川真司選手が61分から出場しました。
アーセナルがドルトムント下し決勝トーナメントへ 香川は交代出場(Goal.com)
チャンピオンズリーグ・グループD第5節、アーセナル対ボルシア・ドルトムントの一戦が26日行われ、ホームのアーセナルが2-0で勝利を収めた。ドルトムントMF香川真司は61分から交代出場している。
英国関西ライター内藤秀明の一言解説
この日アーセナルと対戦したドルトムントは、欧州の舞台では調子が良く、決勝トーナメント進出が既に決まっていました。とはいえ、それを差し引いてなお、この試合でのパフォーマンスは悪かったですね。
攻守の切り替えの速さがドルトムントの売りにもかかわらず、守から攻への切り替えが遅い。結果としてカウンターに鋭さを感じることができませんでした。
また香川真司に関してですが、ゴール前でいいボールの受け方をしてチャンスメークするシーンもありましたが、未だにトラップの置き所が定まっていません。トラップが売りの香川にとってこれは痛い。調子は戻っていないと言うほかありません。このトラップ問題をクリアするのが難しいのなら、プレースタイルを変えていかなければならなくなることも考えられます。
コンディションの問題か、試合勘の問題か、あるいは体作りの問題か。どれなのかは不確かですが、「モイーズ監督が悪い」と乱暴に言える状態でなくなりつつあることは確かではないでしょうか。