【英国関西ライター内藤秀明の一言解説】『日本vsブラジル』大敗を喫した日本代表、浮き彫りとなった一番の問題点とは?
2014 10/14 22:39
14日に行われた日本代表とブラジル代表の親善試合は、日本の大敗に終わりました。
圧巻ネイマール、貫録の4得点で日本沈める...ブラジルが完勝(サッカーキング)
国際親善試合が14日に行われ、日本代表とブラジル代表が対戦した。
シンガポールでの開催となった同試合で、日本は10日に行われたジャマイカ戦からスタメン6人を変更。GK川島永嗣、DFラインは太田宏介、塩谷司、森重真人、酒井高徳が並び、中盤は田口泰士、森岡亮太、柴崎岳で構成。前線は田中順也、岡崎慎司、小林悠となり、本田圭佑や長友佑都といった面々はベンチスタートとなった。
英国関西ライター内藤秀明の一言解説
日本対ブラジルの一戦は、ネイマールが4得点を決め、4-0でブラジルが勝利をおさめました。
多くは語らずとも試合をみた人は多くの差を感じたはずです。個人的に一番気になったのは、中盤の球際の部分ですね。日本代表は、前線は下がり気味のポジショニングをとりその上で最終ラインをあげることでコンパクトに守ろうとしていました。ただし、個々がスペースを意識しすぎるあまり、人やボールに厳しくいくことができず、ブラジルの選手たちをかなり自由にプレーにさせてしまいました。
終盤、細貝を投入することで、少し問題は緩和されましたが、国内組の球際問題を改めて露呈してしまいました。同じく国内組でポジティブなプレーをした唯一の選手は、武藤嘉紀でしょうか。ボールをいい形で持てる回数は少なかったですが、戦うメンタリティや一瞬の加速など、自身の強みを出すことができていましたね。
いずれにしても、ハビエル・アギーレ監督にとっていいテストになったはずです。この後、11月に行われるホンジュラス戦、オーストラリア戦では戦術的、メンバー選考的に修正して欲しいですね。