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【川端編集長のニュース一言解説】U-16日本代表,『韓国のメッシ』イ・スンウにやられU-17W杯出場を10年ぶりに逃す

2014 09/15  17:00

タイで行われているAFC U-16選手権。
その準々決勝「日本vs韓国」が行われ、日本は敗戦しU-17ワールドカップ・チリ大会への出場を逃してしまいました。

"韓国のメッシ"にやられた...U-16日本代表は準々決勝敗退でU-17W杯出場逃す(ゲキサカ)

試合の主導権を握りながら、"韓国のメッシ"と呼ばれるFWイ・スンウ(バルセロナユース)に2ゴールを許した。日本は準々決勝敗退となり、5大会ぶりにU-17W杯出場権を逃した。



かわばた編集長の一言解説

 AFC・U-16選手権は来年行われるU-17ワールドカップ・チリ大会のアジア最終予選を兼ねる大会です。アジア枠は「4」なので、ベスト4まで勝ち残ったチームが自動的に出場権を得ることができる方式となります。

 よって、決戦は準々決勝。勝てば世界切符、負ければチーム解散ですから、各国ともにモチベーションは最高潮。瀬戸際の戦いになります。ましてや日韓戦なら、なおさらですね。14日に行われた準々決勝で、日本は韓国と対戦。そして敗れてしまいました。日本は過去4大会連続で出場権を得ており、予選敗退は布啓一郎監督が率い、内田篤人や権田修一、吉本一謙、伊藤翔らを擁した2004年のチーム以来、10年ぶりのこととなります。

 この準々決勝、日本の士気は高く、攻守によく集中して前半からボールも支配できていました。しかし、あと一歩が足りずに崩せずにいると、素早いパス&ゴーで出し抜かれて先制点を献上。後半開始早々にも一人の選手に50m超の独走ドリブルからのスーペルゴラッソを許し、敗退となってしまいました。

 二つのゴールを決めた選手の名前は、イ・スンウ。1998年生まれのこの選手は、かねてより「天才」として知られていた選手です。FCバルセロナのカンテラに所属し、リオネル・メッシが保持していた得点記録を塗り替えたシーズンもあったほど。群を抜くスピードとアジリティに確かなスキルを備えており、おまけにワンチャンスを逃さずに待ち続ける勝負強さまである、まさにタレントでした。

 敗れた日本は残念でした。東京五輪を考えても、この世代のただ、やはり力不足だったとも思います。国内同世代のクラブチームに完敗していた時期もあったことを思えば随分とチーム力を蓄えたとは思いますが、それでも届かなかった事実を各選手は胸に刻んで、次のステージで頑張ってもらえればと思います。個人的には、吉武博文監督が次の世代の指揮も執るのかという一点が気になるところです……。

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投票

U-16日本代表について(2票)

匿名(IP:153.134.65.77)

吉武監督の去就についてやんわりと触れてくださってありがとうございます。

2014年9月16日 11:49

匿名(IP:121.110.18.111)

吉武監督の責任問題とかそういったことは別(個人的には責任なんて無いと思うけど世間はそうは見てくれない)としても、ポゼッション志向の吉武サッカーとアギーレ監督が志向する縦に早いサッカーとでは乖離があるのは事実なので、それを良しとして続けるのか、A代表と同じサッカーを志向する監督と交代するのか注目ですね。

2014年9月16日 13:40

イ・スンウについて(1票)

匿名(IP:49.98.163.75)

こいつ、この年代じゃチョット抜けてる。
このまま順調に育っちゃうと、ちょっと怖い な。

2014年9月15日 21:56

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