かわばた編集長の一言解説

　そんなわけで、韓国に来ています。大事な大事な初戦は無事に勝利。勝ち点3を取ったことが何よりの収穫と言えるでしょう。ネパールの力はやはり一段落ちるので、このグループはイラク、クウェート、日本の三つ巴。クウェート相手の勝ち点3を得たことでグループリーグ突破はグッと近付いたと言えそうです。

　手倉森監督は心なしかホッとした表情で、チームにかかっていた重圧の大きさをのぞかせていました。5バック気味の守備重視の布陣も、直前のチームの仕上がりを思えば妥当な用兵だったと思います。

　クウェートはオーバーエイジ選手を招集しようとしたら所属クラブに抵抗されて呼べなかったそうで、先制点を大島僚太（川崎F）が決め、後半開始早々にセットプレーから鈴木武蔵（新潟）が追加点を奪ったところで勝負の流れはほぼ決まっていたかもしれません。

　次のイラク戦が良い意味で「決戦にならなかった」のは確かな収穫。過去、苦杯をなめさせられてきた難敵を相手に前向きなサッカーを見せてくれることを期待しています。