【川端編集長のニュース一言解説】J1リーグ第19節の結果
2014 08/10 21:17
▼J1リーグ第19節試合結果
清水1-0徳島
甲府0-0仙台
大宮0-2G大阪
川崎F2-1浦和
横浜FM2-2柏
名古屋2-3鹿島
C大阪0-0F東京
神戸1-0新潟
広島-鳥栖(8/11に順延)
▼順位表(8/9時点)
1位:サガン鳥栖(勝ち点37)
2位:浦和レッズ(勝ち点37)
3位:川崎フロンターレ(勝ち点36)
4位:鹿島アントラーズ(勝ち点33)
5位:ガンバ大阪(勝ち点30)
6位:FC東京(勝ち点29)
7位:ヴィッセル神戸(勝ち点29)
8位:柏レイソル(勝ち点28)
9位:サンフレッチェ広島(勝ち点27)
10位:アルビレックス新潟(勝ち点25)
11位:横浜F・マリノス(勝ち点24)
12位:清水エスパルス(勝ち点24)
13位:ベガルタ仙台(勝ち点22)
14位:ヴァンフォーレ甲府(勝ち点20)
15位:セレッソ大阪(勝ち点19)
16位:名古屋グランパス(勝ち点19)
17位:大宮アルディージャ(勝ち点16)
18位:徳島ヴォルティス(勝ち点9)
※一部、記事内容を修正いたしました。
かわばた編集長の一言解説
まさに踏んだり蹴ったりというか、泣きっ面に蜂と言うか……。完全に残留争いの「渦中のチーム」になってしまった感のあるセレッソ大阪ですが、ここで中軸の山口蛍を失うのは痛すぎます。山口個人としては新生日本代表の始動に間に合わないのが痛手? いやいや、本人も今はクラブ優先だったと思います。
毎年、危険なことになっていくJ1リーグの残留争いですが、今年も危険な感じですね。今節の敗北でついに降格圏へ沈んでしまった名古屋グランパスなどは、今季スタート時点では我慢のシーズンとある程度割り切っていた節もありますが、さすがに降格危機となると……。
残留争いでは「ベテラン」の大宮アルディージャは17位。大熊清監督の解任説も取り沙汰される状況です。おまけに故障者が相次ぐなど、どうやら運もありません。なまじ昨季中盤まで「上位」を体感していたせいなのでしょうか。残留争いに巻き込まれてもどこか心理的な余裕を残していた以前とは少々雰囲気が違うように見えます。
実際のところ、今季の残留争いはまずどこまでのクラブが巻き込まれるか見えません。15位・C大阪、16位・名古屋との勝ち点差で考えると、その差『8』で暫定9位の王者・広島ですら安全圏とは言い難いところです。この厳しさは、それだけJクラブの「層」が厚くなった証ではあるのですが、世界でも類例を見ないほどに「難しい」リーグであることは確かです。