【川端編集長のニュース一言解説】日本サッカー協会、アディダスと4年85億円で契約更新か?→その資金の一部は『JFAフットボールセンター』へ
2014 05/31 20:57
日本サッカー協会がアディダスと新たに大型契約を結ぶようです。
日本協会、アディダスと4年85億円サプライヤー契約更新へ(スポーツ報知)
日本サッカー協会は、来年3月に契約満了を迎えるサプライヤー契約について、同4月からアディダスと契約更新する方向で最終調整に入った。4月下旬から各メーカーのオファーを受け付け、順次交渉を開始。4年85億円と前回(07年)の1年20億円を上回る額を提示した同社と、今後交渉を一本化させる見込みとなった。複数の関係者が明かした。
日本サッカー協会は今回の契約更新について、提示金額を最優先する考えを各メーカーに通達したという。この契約で得た金額を、来年にも具体化する「JFAフットボールセンター(仮称)」設立の資金にしたい考え。
かわばた編集長の一言解説
まだ決定というわけではないと思いますが、金額さえ出してもらえれば、これまでの義理もありますからアディダス継続は至ってノーマルな選択でしょう。
記事中にあるJFAフットボールセンターは、大仁会長が実現に強い意欲を見せている計画です。都内に天然芝のグラウンドとクラブハウス機能を備えた“自前の”施設を確保しようというもので、公共施設ではなくて日本サッカー協会が専有するグラウンドということになります。Jヴィレッジ(福島県)が原発事故の影響で使用不能となって久しいですが、代表合宿や各種トレセン活動などを行う「基地」としての役割を負うことになると思われます。現状、各年代別代表はそれぞれバラバラの場所でキャンプを張っており、それがゆえに縦の連係・情報共有に弱さも見え隠れします。その解消につながることも期待したいところです。