【川端編集長のニュース一言解説】2022年カタールW杯に買収疑惑、再投票の可能性を否定せず→日本にもチャンス?
2014 06/02 18:38
2022年カタールワールドカップにまたもや黒い疑惑です。
FIFA、2022年W杯開催地の再投票を否定せず(Goal.com)
FIFAのジム・ボイス副会長は、2022年ワールドカップ(W杯)のカタール招致を巡る買収疑惑を受け、開催地を選び直す可能性も否定しなかった。
イギリス『サンデー・タイムズ』は、FIFA元理事であるモハメド・ビン・ハマム氏が、カタール招致を巡って買収行為を働いていたことを報じていた。
かわばた編集長の一言解説
またハマムさんですか!と言いたくなる記事です。AFCでも黒い話が出ていた方ですが、驚きには乏しいニュースですよね。
カタールは、日本、米国、韓国、そしてオーストラリアが立候補していた同大会の開催国決定選挙で1回目の投票から2位と倍以上の差をつける11票(ちょうど半数)を集めていました。しかしこの投票の直前に英国メディアがFIFA理事にオトリ取材をしかけて買収に応じるところを撮影してしまうなど(その理事は投票から外れました)、きな臭いものでした。カタール開催は“エアコンスタジアム”のような机上の空論を基盤にした決定ですし、再投票というのも現実的な可能性かもしれません。
ちなみに最後までカタールと競っていたのは米国ですので、再投票となれば彼らが最有力候補と言えそうです。