【川端編集長のニュース一言解説】2022年カタールワールドカップについてFIFAブラッター会長が『間違い』と発言
2014 05/19 14:12
2022年にカタールで開催されるワールドカップについてFIFAのブラッター会長が注目の発言をし話題となっています。
22年W杯開催地カタール選出「間違い」 FIFA会長(スポニチ)
酷暑のカタールを開催地に選んだのは間違いではないかと問われ「もちろん間違いだ」と発言。
「報告書によるとカタールの夏は明らかに暑すぎる。しかし理事会では大多数がカタール開催を支持した」と話し、酷暑を避けるための冬季開催の可能性について「恐らくそうなる」と話した。
もしブラッター会長の言うとおり冬季開催となった場合、Jリーグも大きなスケジュール変更を余儀なくされます。
開催地決定後も二転三転しているカタールワールドカップは無事に開催されるのでしょうか?
かわばた編集長の一言解説
「今さら何言ってやがる!」という突っ込みが世界中から入っていますが、ブラッターさんですから……。
「カタール大会は暑いからやっぱ冬にやろうぜ」と欧州に圧力をかけているようにも見える発言ですが、FIFA理事の選挙を来年に控えた段階だけに政治的な匂いも。
2010年のFIFA理事会で決まったカタール開催ですが、ブラッターさんにしてみると「俺が決めたんじゃない! 欧州の理事たちが支持してカタール開催になったんじゃねーか!」と言いたいところなんでしょう。(このとき、日本も立候補していたわけですが、カタールと最後まで競ったのは米国でした)
ちなみに、日本からは田嶋幸三副会長がFIFA理事に立候補予定。タフな戦いだとは思いますが、何とかFIFA理事の“椅子”を確保してもらいたいところです。FIFAの意志決定に参加できるのはもちろん、情報が得られるという意味でもあの椅子の意味は大きいですから。