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【審判批評】W杯アジア最終予選『日本代表vsオーストラリア』シュクララ主審とは?
2016 10/11 09:01
有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただいておりますこの企画。
今回は審判批評を中心としたWEBマガジン「石井紘人のFootball Referee Journal」からW杯アジア予選オーストラリア×日本戦に関する記事になります。
【無料記事/審判紹介コラムvol.4】W杯アジア最終予選日本代表×オーストラリア シュクララ主審とは?(石井紘人のFootball Referee Journal)
2016年10月11日更新
本日18時キックオフとなるFIFAワールドカップ2018ロシア大会アジア最終予選グループBのビッグマッチである第四戦のオーストラリア×日本戦を割り当てられたのは、FIFAワールドカップ2014ブラジル大会でオーストラリア×スペイン戦とポルトガル×ガーナ戦の割り当てを受けたバーレーンのシュクララ主審(参考記事:試合を守った審判チームに拍手を)だ。
イラクがキム・ドンジン主審の傾向(参考記事:W杯アジア最終予選日本代表×イラク キム・ドンジン主審とは?)を理解できず、試合終盤でトゥーマッチになってしまった(参考記事:イラクが不満を持ったアディッショナルタイムとピッチの外に出された選手)ようにならないよう、日本の選手たちはシュクララ主審の基準を立ち上がりの15分で感じなければいけない。シュクララ主審はアジア内で高い評価を受けているが、なぜか日本戦の割り当ては少ない。だからこそ最初の15分でレフェリングスタイルを理解し、90分後に勝ち点を得られるようにプレーしていく。
シュクララ主審のレベルはというと、2014ブラジルW杯アジア3次予選の北朝鮮×日本戦のレフェリングは秀逸で、ワールドカップ本大会で二試合の割り当てを受けていることからも分かるように、アジアではトップの部類に入る(ワールドカップ本大会では立ち上がりがベターではなかっただけに現在はより意識しているはず)。無駄なファウルアピールを繰り返すのではなく、基準を掴み、エキサイトではないコミュニケーションを交えて、委ね、試合に集中することが勝ち点獲得への最短距離だろう。
「石井紘人のFootball Referee Journal」ではこのほかにも下記の記事などを掲載中です。
【キム・ドンジン審判批評】W杯アジア予選サッカー:イラク監督二つの誤審にブチ切れUAE戦とは逆に判定に助けられた日本
http://www.targma.jp/fbrj/2016/10/07/post6404/
【無料記事/コラム:どこよりも早いキム・ドンジン審判批評採点】W杯アジア予選日本×イラク:原口のゴールをアシストした清武はオフサイドだったか?
http://www.targma.jp/fbrj/2016/10/06/post6401/