松本山雅番記者、食い倒れ稼業『湘南→町田→横浜編』
2015 11/16 07:21
有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただいておりますこの企画。
今回は松本山雅FCを中心としたWEBマガジン「松本雷鳥通信」からグルメコラムになります。
【閑話休題・もの】食い倒れ稼業 3連休は湘南→町田→横浜編(松本雷鳥通信)
2015年10月20日更新
"食い倒れ"という言葉がございます。食い倒れとは「飲食に金をかけて、貧乏になること」という意味で、まさしく年中赤貧に喘ぐ筆者のことを的確に表している。しかし、時間に追われて東へ西への物書き稼業。せめて、それくらい楽しみがあっても罰は当たるまい――。
というわけで、仕事と称して旅先の美味名物を食べまくるという100%趣味のコーナーが幕を開けます。ただ、自分だけが楽しむというのも虚しいので、読者の皆様もこのコーナーを参考に食い倒れていただければと切に願う次第です。
マリノスタウンで行われたJユースカップ1回戦
10月10日から12日の3連休はどうしよう? ふと、そんな思いが頭を過ぎる。
10日はShonanBMWスタジアム平塚で天皇杯3回戦、12日はマリノスタウンでJユースカップ1回戦が開催されるので取材すると決めていた。どうせなら11日も関東近郊で取材できる何かがないものか。できれば神奈川県内がベストだけど......。なんて試合日程をにらめっこしていると、ちょうど11日に町田市陸上競技場で町田vs富山という大変興味深い試合が行われることが判明。これはいい!同じ神奈川県だし(←もちろんジョークです)
平塚タンメンの名店として知られる「老郷本店」
透き通るスープと素麺を思わせる白い麺が特徴。
ShonanBMWスタジアム平塚には9月にもリーグ戦で出向いている。この時はナイトゲームだったこともあり、試合開始まで若干の時間の余裕があった。そこでスタジアムに行く前に立ち寄ったのが、平塚タンメンの名店として知られる「老郷本店」だ。メニューはタンメン(味は塩と味噌の2種類)と餃子のみというシンプルさが逆に清々しい。
こちらのタンメンの特徴は、透き通るスープと素麺を思わせる白い麺。スープは微かに酸味があり、麺はカンスイを使用していないために柔らかくもっちりとした食感。薬味に使われている刻んだタマネギもほどよいアクセントになっている。
テーブルに備え付けの酢や特製ラー油をふりかけると、変化した味が楽しめる
「崎陽軒」でシウマイ弁当
さらに途中まで味わったところで、テーブルに備え付けの酢や特製ラー油をふりかけると、変化した味が楽しめる。シンプルなのに最後の最後まで飽きさせない。
ちなみにこの日は、試合開始ギリギリのバスで新宿に入ったために立ち寄る時間はなかった。平塚駅前の「崎陽軒」でシウマイ弁当を購入して、会場入り。もちろん美味!
油そば専門店ぶらぶらの油そば
試合は3-2で勝利し、4回戦進出!慌ただしく荷物を片付け、隈元さんの車で平塚駅まで送っていただき(感謝!)、横浜へ移動。実は3連休ということもあり、近隣のホテルは満室状態。仕方なく外出自由プランありのネットカフェで一夜を過ごす。とりあえずその日の分の仕事を済ませた頃には空腹状態。横浜と言えば家系!......と思ったが、お目当ての店は大行列。そこで目と鼻の先にある「油そば専門店 ぶらぶら」へブラブラ入店。油そばといえば吉祥寺の某店でいただいたことがある。もちもちの麺とタレを絡ませ、熱々のうちにすするのが、油そばを最も美味しく食べるルール。
ラーメンおやじの味噌ラーメン
11日は冒頭のとおり、横浜から町田へと移動。久しぶりの山登りがきつかったことと試合内容については先日レポートしたので割愛。ちなみにこの日は、野津田に大物記者が勢ぞろい。まず町田側は説明不要の党首に、「町田日和」絶賛更新中の郡司聡さん。そして富山側からは赤壁逸朗さんが駆けつけ、ちょっとした「J's GOAL」担当記者同窓会の趣き(苦笑)。
試合後は町田駅近くの某居酒屋で再びキックオフ。党首と郡司さんの接待攻勢に陥落し、思わず聞きかじりのパルセイロ情報を垂れ込んでしまった(←もちろんジョークです)。その後は町田担当記者おススメの「ラーメンおやじ 町田店」で味噌ラーメンをいただく。白味噌仕立てのスープに野菜が盛られ、麺は黄色がかった縮れ麺。北海道風と言えばいいのか。
明けて12日はみなとみらいのマリノスタウンで、Jユースカップ1回戦の取材。高層ビルの立ち並ぶ近未来都市の中にポツンとサッカーグラウンド。これは実にシュールな光景であり、大都市横浜をホームとするマリノスらしくもあり。この試合の詳細は近日中にレポート&写真集で報告するが、今年のクラブユース選手権を制した横浜F・マリノスユースとの実力差は確かにあった。しかし、松本U-18の鉄の結束は、岸野組を自称していた頃から変わっていなかったことが嬉しかった。
この3日間、素晴らしい光景を幾度も見ることができた。トップチームの勝利、元山雅選手の活躍、アカデミー選手の奮闘――。三文物書きにも、いいことがたまにはある。
(文・多岐太宿)
「松本雷鳥通信」ではこのほかにも下記の記事などを掲載中です。
【仙台vs松本】レビュー:天皇杯の冒険も仙台の地で終焉。負傷者頻発もあり、不完全燃焼のまま幕を閉じる。
http://www.targma.jp/matsumoto/2015/11/15/post2893/
【一問一答】来季続投が決定!反町康治監督「新しいチャレンジをしてもよかったが、やはり愛着もある」
http://www.targma.jp/matsumoto/2015/11/14/post2891/
【仙台vs松本】富田晋伍選手(仙台)「チャンスを作るところまでは手ごたえがあった。あとは決めるところだけ」
http://www.targma.jp/matsumoto/2015/11/14/post2886/