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【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】小野裕二が移籍のシント・トロイデンとは、一体どんなクラブなのか?

2015 07/21  13:30



スタンダール小野、シント・トロイデンへ移籍を決断。ツイッターで明かす(YAHOO!ニュース)

 ベルギー1部のスタンダール・リエージュに所属する小野裕二が、今季から1部に昇格するシント・トロイデンへ移籍することがわかった。20日、本人がツイッターで明かしている。



情熱の分析家・河治良幸の一言解説

 ベルギー1部のスタンダール・リエージュに所属する小野裕二が、今季から1部に昇格するシント・トロイデンへ移籍することがわかった。

 クラブの名前を聞いて、サッカーファンでもあまりピンとこない人はいるかと思いますが、シント・トロイデンは“デ・カナーリス”(カナリア)の愛称でも知られるベルギーの古豪です。

 1部では1965-66シーズンの2位が最高成績ですが、アンデルレヒトやスタンダールといった国内の2番手グループから上位をうかがう様なポジション。過去にダニー・ボファンなど多くの名選手を輩出しており、現在はリバプールの守護神をつとめるベルギー代表のGKミニョレが下部組織から在籍していたことでも知られています。

 今回は2部で優勝して1部昇格を果たし、計算できるアタッカーを探していたようです。小野はスタンダールでポジションを掴みきれず、筆者もなかなかフルにプレーをチェックする機会はありませんでしたが、評価に値するパフォーマンスを見せていたということでしょう。

 中世にギルド(同業者組合)の自治都市として栄えたシント・トロイデンはリエージュから20kmほどしか離れておらず、車で1時間といったところ。小野としても生活環境を大きく変えることなく新しい挑戦ができるということも決断の理由になったかもしれませんね。

 まだ22歳ですし、ここから古巣である横浜F・マリノスのサポーターはもちろん、日本のファンに大きなニュースを届けられるよう、強い気持ちでゴールを狙い続けてほしいと思います。

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