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【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】岡崎慎司移籍のレスターとはどんなチームなのか?

2015 06/28  15:01



岡崎慎司レスター移籍決定「本当に幸せ」(日刊スポーツ)

 日本代表FW岡崎慎司(29)が、ブンデスリーガのマインツからプレミアリーグのレスターへ完全移籍することが26日(日本時間27日未明)発表された。関係者によると4年契約で、移籍金は推定1200万ユーロ(約17億円)。レスター市内にある本拠地キングパワー・スタジアムに足を踏み入れた岡崎は「ここに来られたことを本当に幸せに思う。プレミアでプレーすることは僕の夢。全力で頑張りたい」とクラブの公式ホームページでコメントした。

情熱の分析家・河治良幸の一言解説

 日本代表の岡崎慎司がプレミアリーグのレスター・シティに移籍。シュトゥットガルトで2シーズン、マインツで2シーズンの計4シーズンを過ごしたドイツを離れ、イングランドを新天地に選びました。

レスター・シティはチャンピオンシップ(イングランド2部に相当)だった2010-12年に現在は浦和レッズで活躍する阿部勇樹がプレーしたクラブで、愛称は「ザ・フォクシーズ」です。イングランドのちょうど真ん中に位置するレスターをホームタウンとし、32,262人を収容するキング・パワー・スタジアムを使用しています。

 プレミアリーグに昇格したばかりの昨シーズンは14位と健闘しましたが、38試合で46得点に終わり、チーム最多得点はアルゼンチン人FWレオナルド・ウジョアの11得点、それに次ぐのはデビッド・ニュージェントとジェイミー・バーディの5得点であり、より多くの得点を狙えるストライカーの獲得が来シーズンに向けた課題でした。

 ナイジェル・ピアソン監督のチームはスピーディな攻撃を特徴としますが、中盤には元アルゼンチン代表の司令塔エステバン・カンビアッソがおり、アルジェリア代表のリヤド・マレズも良質なパスを前線に出すことができます。今後の移籍もあるかもしれませんが、岡崎が活躍するための素地は十分にあると言えます。

 過去にプレミアリーグでプレーした日本人、特にアタッカーが期待ほど活躍できていないため、周囲からのプレッシャーも小さくはないと思いますが、ドイツでも厳しい環境の中で監督の信頼を勝ち取り、2シーズン連続二ケタ得点を記録してきた選手だけに、持ち前の明るさと向上心も強みとして活躍を期待したいところです。

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