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森保一監督『守備陣の踏ん張りは、今日の勝利に不可欠でした』J1【横浜FMvs広島】

2015 04/30  06:02

4月29日(水)19:00KICKOFF/日産スタジアム/19,284人
横浜F・マリノス 1-2 サンフレッチェ広島
得点者:4' 伊藤 翔(横浜FM)/27' ドウグラス(広島)/66' 佐藤 寿人(広島)

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○森保一監督
「僕が広島の監督に就任してから、日産スタジアムで勝利したことはありませんでした。また横浜FMにも勝てていなかったので、今日こうして勝ててよかったです。
 試合の序盤で失点してしまいましたが、選手が反発力と修正力を見せてくれて試合をコントロールしてくれました。相手と対等以上に走って戦って、泥くさくハードワークして逆転勝利を収めることができた。ただし前半早々の失点したことは、逆転したから喜べるものでもありません。チームの課題として修正して、前節のように先制して勝ちきる・逃げ切ることができるようにしていかなければいけない。去年は関東でなかなか勝利できませんでしたが、FC 東京戦・横浜FM戦と、勝つことができました。応援してくださった関東のサポーターのみなさまに勝利をお届けすることができて嬉しいです。サポーターのみなさまの応援があったからこそ、最後の時間帯で横浜FMに押し込まれたところも、選手は耐えきることができました。サポーターのみなさまの応援に感謝したいと思います」

Q:得点した選手について。
「彼らの持っている特長・能力で得点してくれたことは素晴らしかった。彼らは得点だけでなく攻守ともにチームの役割を果たし、なおかつ得点を奪う。素晴らしい働きでした。二人とも途中交代になりましたが、持ってるものを出し切りプレーしてくれました。個がしっかりと力を出し、チームとしても力を出し切ってくれたことは、よかったです。得点に至るまでもチームでチャンスをつくっていたので、さらにチャンスをつくれるようにやっていきたいと思います」

Q:立ち上がりの失点が多いのは何故でしょうか。わざとではないでしょう。
「わざとではないです(苦笑)。わざとゲームをコントロールできたらいいんですけど(笑)。できれば追いかける展開にはしたくない。もちろん失点したくて失点しているわけではないのですが、入りのところの集中力ですね。あとは相手がどうやってくるのか、形をしっかりとシュミレートして試合に入る必要はあると思います。
 立ち上がりは相手のボールホルダーにアプローチするところがはっきりせず、その後は連動できないところがありました。誰がボールにいくのか、カバーするのか、チャレンジ&カバーのところがはっきりしていませんでした。相手がどこであれ「やらせない」ところを修正する必要があると思います」

Q:横浜FMの攻撃をしのぐことができた理由は?
「前半早々の失点から相手が2点目を奪うビッグチャンスもあった。そこをDFそしてGKの林が止めてくれて、2失点目を免れた。そのおかげで、自分たちのペースを取り戻すことができました。もし2失点目を喫していたなら、おそらくゲームは終わってしまっただろうし、我々がゲームコントロールをできなかったと思います。守備陣の踏ん張りは、今日の勝利に不可欠でした。大きなポイントだったと思います」

Q:攻撃する時にゆっくりしたボール運びで攻めていた。もう少し速い攻めを繰り出したかったのでは?
「ウチらしい形ができてよかったと思っています。失点したのが4分で、残された時間はアディショナルタイムを含めると90分もある。まずは落ち着いて、我々らしく攻撃を仕掛けた方がいいと思いました。
それは単にパスをつなぐという意味ではなくて、相手の状況を見つつ、相手の一番嫌がることをすることが必要。あそこで横浜FMが2点目を奪おうと前からプレッシャーをかけてきて、さらに圧力をかけてきているのであれば、相手の背後をつくことが必要でした。ただ、横浜FMは試合全体を通して自陣でブロックをつくり、我々の攻撃をカットしてからのカウンターを狙っていました。攻め急いでしまうとボールロストして相手のカウンターを食らうこともありますし。単純なロングボールを入れれば、中澤選手やファビオ選手に守られてしまう。ボールも動いていたし、(ポゼッションを)相手も嫌がっていたので、あれはあれでよかった」

Q:仕掛けについて。
「攻撃パターンは一つではありません。コンビネーションはやっていくつもりですが、個の特長もある。コンビネーションをしなくても、いいポジションでボールを受けられるのであれば、前を向いて攻撃を仕掛ければいいし、シュートまで持っていけばいい。また、サイドには仕掛けられる選手がいるので、相手との力関係を考えると、数的優位をサイドでつくれるのならどんどん行かせています。
去年までなら引かれた相手に対して、シュートで終われず、そこからボールを失ってカウンターを受けることが多かった。よりゴールチャンスが増えるように、我々は遠目からでもシュートチャンスを逃さずシュートを打とうと意識しています」


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