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小林悠へ『焦らず、でも急いで等々力に帰ってきてほしい』【川崎フロンターレ】

2015 03/26  12:56

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ有料記事を全文掲載させていただいておりますこの企画。
今回は川崎フロンターレを中心としたWEBマガジン「川崎フットボールアディクト」から小林悠選手に関する記事になります。




【#オフログ】がんばれ、小林悠(川崎フットボールアディクト)
2015年03月25日更新

ケガした選手の症状というのは痛がり方である程度推測が付くもので、小林悠の場合もそうだった。

太ももを押さえて走るのをやめたのが確認できて、これは深刻かもしれないと思った。

駆け寄ったトレーナーが即座に×のサインを出しているのを見て、なんだか泣きそうになった。

こんな事を言うのも変な話だが、とにかくかわいそうだった。

小林は人一倍努力してきた選手だ。

御存知の通り、フロンターレに加入した時には前十字靱帯を断裂していたのだから、リハビリとは切っても切れないプロサッカー人生だった。

だからこそ、ケガをしないよう入念なケアを続けてきた。

練習が朝10時からあるとしたら、8時にはクラブハウスを訪れ、体のメンテナンスに時間を割いた。

フロンターレに加入後もケガはしてきたが、ケガが増えたのは大学在学中から。

2009年ユニバーシアード・ベオグラード大会を前にしたオーストラリア合宿中に中足骨を骨折。

4年次には、フロンターレへの加入内定後に右膝の前十字靱帯を断裂した。

フロンターレ加入後も、ワールドカップブラジル大会直前の2014年4月に行われた候補合宿に招集されながらもその直前にケガ。

2014年11月には、代表での練習中に接触して負傷。急遽離脱した。

代表に全く縁がないわけではないが、今回のケガもハリルホジッチ監督が招集した代表合宿を前にした最後の公式戦での出来事だった。

今季は、ケガなくプレーする事を目指して万全の準備をしてきただけに、見ているこちら以上に本人のダメージは深かったはずだ。

そんな小林悠が、24日にブログを更新している。

「辞退」
http://ameblo.jp/kobayashi-yu11/entry-12005569956.html

タイトルの重さが悲痛だが、その中でこんな記述がある。


『神様は乗り越えられる人にしか試練を与えないんだよ』と。

神様に言いたい。

何回目だよ!
そんな俺強くないわ!笑


サッカーの神様が居るのだとしたら、本当に小林に厳しすぎると思う。ただ、同じエントリーでこんな前向きな心境を語っている。

今までだってずっとそうでした。

僕は何度も怪我を乗り越えて強くなってきました。

今回だってまた強くなります。

なのでまた怪我を乗り越えてパワーアップした僕に期待して下さい!


起きたことは起きたこととして受け止めていて安心した。なにしろ山形戦後、ミックスゾーンに姿を表した小林は明らかに落ち込んでいて、声をかけるのを躊躇するような状態だったからだ。

ブログを見る限り、最悪の精神状態は脱したのだろう。あとは治療して、一刻も早く戦線に復帰してくれることを願うばかり。その間、ポジション争いは激化すると思うが、焦らず、でも急いで等々力に帰ってきてほしい。

とにかくがんばれ、小林。



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