J1【広島vs浦和】浦和レッズ 試合後の選手コメント『自分たちのよさを出せなかったし、いつもより守備がはまらなかった』(柏木陽介)+西川
2015 03/22 21:39
3月22日(日)14:04KICKOFF/エディオンスタジアム広島/26,302人
サンフレッチェ広島 0-0 浦和レッズ
得点者:
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○柏木陽介選手
──最低限の勝点1ですか?
個人的には、やっとしんどさが抜けたかなと思っていたけど、プレーの質が上がってこないのが現状。めっちゃ悪かったのかというと、そうでもないけど。よくもないし、俺の中では悪いプレー。自分たちのよさを出せなかったし、いつもより守備がはまらなかった。つなぎに関してもなかなか前に入れられなかった。最近は安パイなパスが多くなっている気がします。チャンスも少しはあったような気がするんだけど、ああいうのが事故でも入れば...と言う感じですね。
──試合の入り方としては、プレッシャーをかけて前からいくつもりだった?
もちろん。そこは常に意識してプレーしている。でもなかなかうまくはまらなかった。特に今日は、前半からボールの奪われ方が悪かったですね。前に行こうとしているのに、そこでボールを奪われてしまうシーンが多かった。だから、だんだん前に入れるのが、怖くなってしまったかもしれない。
前の3人だけが悪かったというわけではないけど、前線で収まっていれば、違った展開もあったような気がします。ズラタンが入ったら少し収まるようになったのはあったから。前半から同じような形ができれば、もう少し形は作れたかもしれない。胸トラップしてほしいシーンが前半も何回かあったけど、結局はヘディングで相手に渡ってしまった。
──前半は広島の勢いもすごく出ていたけど、我慢することは考えたのか。
インターセプトしてから一発(で裏へ)というのは広島は常に狙っていたし、実際に相手の狙いにはまっていたのが現状です。だからといって、攻め急ぐことは今日に関しては難しかった。うまく外と中を使ったりしないと。同じテンポで横・横・横というパスだと読まれてしまうし、たまに縦パスが入った時に収まらない。どんどん、悪い方向に進んでいった気がする。我慢する必要はあった。広島とのリーグ戦はここ5試合、ウチらのパーフェクトな形で終えられていたのが現状やけど、今日の試合は、相手のやりたいことがやられた試合だった。
──セカンドボールをほとんど相手にとられていた。
広島は運動量もあるし、はまらなかったのもある。パスが入ったと思っていても、結局はとられてしまう。最終的に蹴るか、つなぐか。中途半端なところで押し上げ切れない。いつもなら広島をつぶせていたのに、今日は全体的にルーズやった。
サポーターも怒って「勝ちたいんか」と言っていた。もちろん、勝ちたい気持ちで戦っているけど、(そこは)広島の方が上だったような気もする。あと一歩というところでは負けていたかも。危険な場面はそんなにはなかったけれど、(森崎)浩司さんとチャジ(茶島)が抜けていったシーンとかは危険やった。ウチは崩して前に行ったシーンというのはほとんど見られない(苦笑)。各々がみんなバラバラの動きをしているような、そんな感じです。
○西川周作選手
この1ポイントをポジティブに捉えています。アウェイ連戦で研究された中でも、我慢強く守ることが今日のテーマでもあった。去年、こういう痺れるような試合で我慢できず、前掛かりになったところをやられた経験があったので、今日はそこは注意して試合に臨みました。
広島のショートカウンターの質の高さは十分に承知している。だからこそ、無理してでも(前に)という意識はなかった。今日の広島はボールをとった後で縦に速かったので、いつもとは違うなと思ったし、広島の我慢強さもやりながら感じていた。お互いにいい試合をしながら、Jリーグを盛り上げていきたいですね。
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