[J論] - これを読めばJが見える

論ニュース日本サッカー関連ニュースを分かりやすく解説

【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】日本代表キャンプから見えきた『アギーレジャパンの新ムードメーカー』とは?

2015 01/03  19:28

昌子にアギーレ監督が珍指令"引退するまでしゃべり続けろ"(スポニチ)
「監督の僕の第一印象は"常に90分間しゃべっている"だったようで"日本代表には多くないタイプだし、止めずに引退するまで続けろ"と言われた」と助言をもらったという。



【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】
今回の合宿で特に筆者が注目したのがムードメーカーの存在。アギーレ監督が八百長疑惑の渦中にあることもあるが、キャンプを含め1ヶ月におよぶ共同生活の中で、いかなる時でもチームの雰囲気を良くできる存在が不可欠だからだ。

オーストラリアから合流する吉田麻也もそうしたキャラクターだが、チームを引っ張る年齢になってきており、若い選手からの盛り上げが求められる。「自分が挫折していた時から考えたら、周りはもちろん、親ですら今の姿は想像してなかったと思います」と語る昌子は代表での活躍が恩返しの一番いい場所だと自覚する。

「けっこう僕から話しかけています」という昌子は本田圭佑や岡崎慎司にも自分から話しかけ、「一番下が遠慮していたらチームはうまく行かない」と語る。岡崎と絡む回数が多いという昌子は「オカくんと僕でおもろいことをやったりとか、トークで笑ったりしますし。それも能力だと思っていますし、それが大事になってくるぐらい緊張感のある大会だと思っているので、ぴりぴりして硬くなってすまう時にチームを柔かくするのも大事かなと思います」と大会前の時点でもムードメーカーの大事さを彼なりに理解している。

サイドバックで起用されることに関しても「鹿島でもシーズン最初はサイドバックでしたから」とポジティブに捉え、左右のどちらで使われた場合も、その中で勝利に貢献できる仕事をイメージしている様だ。また試合に出ていない分も、練習から積極的にアピールしていくことを主張する。「雰囲気もそうだけど、過密日程でずっと11人で戦うことは無理だと思う」と語る昌子。開幕戦までどんどんアピールして競争を活性化させることを意識しながら、6試合のどこかでチャンスを掴み、前回の伊野波雅彦や李忠成の様な大会のヒーローになることも視野に入れている様だ。

J論 最新テーマ: ニュース に関するコラム

投票

日本代表について(0票)

昌子源について(0票)

論 最新ニュース