【英国関西ライター内藤秀明の一言解説】好調本田2ゴール! セリエA得点ランキング首位の座を守り続けるのに必要なモノは?
2014 10/20 17:20
ACミランの本田選手が2ゴールの大活躍です。
本田が2得点! ミラン勝利で4位浮上(AFPBB News)
【AFP=時事】14-15イタリア・セリエAは19日、第7節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は3-1でエラス・ベローナ(Hellas Verona)を下した。
ミランの本田圭佑(Keisuke Honda)が2得点を挙げて得点王ランキングの首位タイに並び、チームも4位に順位を上げた。
英国関西ライター内藤秀明の一言解説
ベローナ戦で2得点決めた本田はこれで今季6点目。得点ランキングで首位タイに並んでいます。この試合の2ゴールは共にスーパーゴールというわけではありませんが、好機できっちりと決めるあたり調子がいいのでしょう。
ただ少し気になったのは、2点目のゴールですね。最終ラインの裏のスペースに抜け出した本田は、フリーで時間的な余裕があったのもあり、利き足の左足に持ち替えて、お手本のようなインサイドキックでネットを揺らしました。ただ、もしこの状況で相手のマークが厳しかった場合、左足に持ち帰る余裕はなかったでしょう。持ち替えている間に相手に詰められシュートブロックされる可能性が高いからです。また、左足でしかシュートを打てないとなると、相手GKはプレーを読みやすくなるため、セーブされる可能性も高まります。
今回に関しては、マークを振り切っており余裕があったのを認識した上で、自信がある左足で蹴ったのかもしれません。ただ、今後は結果を残している本田に対して相手チームが「ホンダのマークを厳しく!」と考えてくるのは必然です。そんな中でもハードマークをかいくぐり、得点を決め続けるには左足に持ち替えず右足で鋭いシュートを打てる必要があります。本人も自覚しているのか、以前より右足でシュートを打つ頻度が増えているので、あとは精度も高めていってほしいですね。