【川端編集長のニュース一言解説】U-19日本代表が韓国に勝利し決勝T進出!→勝利をたぐりよせた大バクチとは?
2014 10/13 21:37
AFC U-19選手権グループリーグ第3節『日本vs韓国』が行われ、日本は韓国を相手に2-1で勝利し、決勝トーナメントに駒を進めました。
U―19日本 決勝T進出 韓国撃破 南野が2発決めた「特別な勝利」(スポニチ)
サッカー男子のU―19(19歳以下)アジア選手権は13日、ミャンマーのネピドーなどで1次リーグ最終戦が行われ、C組の日本は韓国と対戦し、2―1で勝ち、決勝トーナメントに進出を決めた。
かわばた編集長の一言解説
U-19日本代表、やってくれました。
勝利しかないこの状況で、日本ベンチは大バクチ。初先発の選手を4人も並べるフレッシュな陣容に切り替えて、この試合に臨みました。しかも4人の内3人はディフェンスラインの選手ですから(CB内山裕貴、右SB石田崚真、左SB宮原和也)、かなり思い切った布陣変更だったと思います。
最大の理由は中1日での3連戦で暑さによる消耗があったことでしょう。ベトナムとの第2戦もギリギリまで戦い抜いていただけに、フィジカルコンディションの低落は明らかでした。韓国との試合が最後までタフな戦いとなることは必然なので、思い切った用兵に出たということでしょう。この辺りは、さすがベテラン監督というところでした。
用兵でもう一つ光ったのは[4-2-3-1]への布陣変更です。相手のボランチを守備力のある南野拓実にケアさせて韓国の組み立てを寸断させる狙いは見事にハマっていました。その南野が見事な2得点。特にスローインから個人技で打開して奪った先制点は彼の能力を証明する“ゴラッソ”でした。
これで日本は準々決勝進出。過去3大会はこのステージで敗れていますから、ようやくそのラインに並んだだけとも言えます。相手はまだ決まっていませんが、「ここが勝負」(南野)。4大会ぶりの世界切符を懸けた戦いは、日本時間17日18時にキックオフとなります。