【川端編集長のニュース一言解説】塩谷司vsネイマール?? 日本の高校、大学、そしてJ2で育った遅咲き選手が試される
2014 10/13 13:15
14日のブラジル戦に向けて、日本代表塩谷司選手から力強いコメントが届きました。
塩谷"雑草魂" ネイマール止める!「立ち上がりから集中したい」(スポニチ)
日本代表は14日にシンガポールで親善試合ブラジル戦(ナショナルスタジアム)を迎える。12日午前には、現地到着後初めての練習を実施した。ジャマイカ戦で初出場を果たし勝利に貢献したDF塩谷司(25=広島)はサッカー王国との一戦へ意欲十分。J2からステップアップしてきたセンターバックが、世界的スターのFWネイマール(22=バルセロナ)らを封じ込め、さらなる"成り上がり"を目指す。午後は完全非公開で調整した。
かわばた編集長の一言解説
いよいよブラジル戦ですね。個人的な注目は広島のDF塩谷司です。
1988年12月5日生まれの25歳で、徳島県小松島市出身。もしかすると「新鋭」の印象もあるかと思いますが、今回負傷離脱となった吉田麻也と同い年の選手です。国士舘大学時代も決して大学トップの評価を受けていた選手ではありませんでしたが、水戸で大きく成長し、広島で飛躍して、このチャンスをつかみました。
国際経験がほとんどない選手ですので、こういった日本を離れた舞台でブラジルという世界最高水準のチームを相手にどこまでやってくれるか。別にいきなりパーフェクトなプレーをする必要はなくて、「4年後、塩谷でいけるかも」と周囲が思うような、そういう「芽」を感じさせてくれるかが、今後代表で生き残ることにもつながっていくと思います。
記事にあるようなネイマールとのマッチアップはフォーメーションの噛み合わせ的にそこまで起きないと思いますが、こういう世界的なビッグネームを相手に日本の高校・大学・そしてJ2で育った選手がどこまでやれるのか。とても楽しみです。
※一部コメントを修正いたしました。