【川端編集長のニュース一言解説】U-19アジア選手権グループリーグ第1戦『日本1-2中国』→試合結果と今後の展望について
2014 10/10 11:33
昨日開催されたU―19アジア選手権で、日本代表は中国に敗れてしまいました。
U―19 南野弾も黒星発進...12大会ぶりの1次L敗退危機(スポニチ)
U―19アジア選手権が9日、ミャンマーのネピドーなどで開幕した。1次リーグC組の日本は初戦で中国と対戦し、1―2で敗れた。4強以上に与えられる来年のU―20W杯ニュージーランド大会出場権獲得を目指している日本だが、12大会ぶりに1次リーグで敗退する可能性が出てきた。次戦は11日、ベトナムと対戦する。
かわばた編集長の一言解説
U-19日本代表は4大会ぶりの世界大会出場を目指すはずが、12大会ぶりのグループリーグ敗退危機となってしまいました。U-19中国代表が決して「強い」というインパクトのあるチームではなかっただけに、余計に悔やまれる試合だったように思います。
立ち上がりにいきなりPKを献上。直接的に「やってしまった」のはMF川辺駿(広島)ですが、チーム全体としてフワッと試合に入ってしまったのは、いかにもまずかった。緊張していつものプレーを出せない状況だからこそ、立ち上がりの強度は重要でした……。
FW南野拓実(C大阪)の個人技による素晴らしいゴールで同点にしたのは良かったですが、あらためて南野の「個」に頼ることでしか攻め切れなくなっている、このチームの弱みが出てしまったとも思います。
もちろん、まだ敗退が決まったわけではありません。中1日では練習らしい練習はできないので、戦術面で大きく修正するのは難しい。まずは心理面で立て直していくことが必要です。それができれば、若い選手たちのブレイクスルーにもつながると思いますし、彼らのサッカー人生にとっての財産となるはずです。
これから練習取材に行って来ますが、ここからどういう雰囲気を作っていけるか。あらためて彼らに「心理面での潜在能力」に注目したいと思います。