【英国関西ライター内藤秀明の一言解説】「ジャマイカの壁」モーガンを、ハーフナーや岡崎は打ち破れるか?
2014 10/08 20:36
<写真>プレミアリーグ レスター・シティのキャプテン、ウェズ・モーガン
10月10日に日本代表が対戦するジャマイカ代表のメンバーが発表となりました。
日本と対戦のジャマイカ代表が招集メンバーを発表、あの超人的ジャンプ力の持ち主が日本へ!(Qoly)
GK:
ドゥウェイン・ミラー(無所属)
ライアン・トンプソン(タンパベイ・ラウディーズ/USA)
DF:
ジャーメイン・テイラー(ヒューストン・ダイナモ/USA)
エイドリアン・マリアッパ(クリスタル・パレス/ENG)
ニコライ・フィンライソン(ウォーターハウス)
アルヴァス・パウエル(ポートランド・ティンバース/USA)
ナイロン・ノズワージー(無所属)
ケマル・ローレンス(ハーバー・ビュー)
ウェズ・モーガン(レスター・シティ/ENG)
アップストン・エドワーズ(ポートモア・ユナイテッド)
MF:
デイン・リチャーズ(ボド/グリムト/NOR)
ジェヴォーン・ワトソン(FCダラス/USA)
ジョエル・グラント(ヨーヴィル・タウン/ENG)
ホーガン・グレイ(ウォーターハウス)
カーデル・ベンボー(タンパ・マラウダース/USA)
FW:
ダレン・マトックス(バンクーバー・ホワイトキャップス/CAN)
デショーン・ブラウン(コロラド・ラピッズ/USA)
ジャマル・ローザ(ノリッジ・シティ/ENG)
【英国関西ライター内藤秀明の一言解説】
日本代表は10日にジャマイカ代表と対戦するが、14日に対戦するブラジル代表と異なり、ジャマイカ代表に関する情報はそう多くはないかもしれない。
そこで今回は、レスターでキャプテンとして活躍するウェズ・モーガンという選手を紹介したい。
イングランド、ノッティンガムに生まれたジャマイカ国籍のセンターバックは今年で30歳。ベテランの域に差し掛かろうとしている選手だが、代表キャリアは浅く、初招集は昨年9月と、つい先日のことだ。
キャリアのほとんどを、古豪ノッティンガム・フォレストと共にイングランド下部リーグで過ごし、2012年1月にレスター・シティに移籍。すると、加入3年目の昨シーズン、とうとうプレミアリーグ昇格を果たし、まばゆいスポットライトの当たる舞台にまで上がってきた。
そんな苦労人モーガンの最大の武器は、いまだにキック&ラッシュの文化が根強く残ると言われている下部リーグで磨いた空中戦だ。大きな体躯を活かしたフィジカルバトルでは負け知らずで、プレミアの舞台でも存在感を放っている。
そんなモーガンとマッチアップする可能性があるのは、1トップで起用されるであろうハーフナー・マイク、岡崎慎司あたりとなる。真っ向勝負を挑めば勝ち目はない。だからこそ、駆け引きで出し抜かなければならない。彼らのゴール前の攻防は大きなポイント。日本選手だけでなく、それと対峙する「個性」にも注目してみれば、より深く試合を楽しめると思う。