得点ランキング4位、Y.S.C.C.横浜・浅川隼人のルーツにある2人の名選手とは?

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2019年3月10日、Y.S.C.C.横浜・浅川隼人はJデビュー戦でゴールを決めた。それが、J3・第18節終了時点で8得点の始まりだった。自らを「ゴール前でワンタッチで決めるボックスストライカー」と分析する浅川が、ここまでとこれからについて語る。

▼左利きのファンタジスタとゴールハンター

――サッカーとの出会いはどんなことがきっかけでしたか?

浅川 幼稚園の年少の時に近所の友だちと遊びでサッカーとは出会いましたが、本格的にプロを目指すようになったのは2002年に中村俊輔選手がCKから直接決めたゴールを決めたシーンをテレビで見たのがきっかけですね。それまでCKが直接入るというイメージを持っていなかったので、自分的にはありえない光景が目の前で起きて鳥肌が立ったんですよ。サッカー選手ってすごい、こういうピッチでこういうプレーをしたい、目指したいと小学校2年生の時に目覚めたという感じですね。

――そこからクラブチームに入団でしょうか?

浅川 いえ、小学校1年生の時から地元のクラブチームにいました。4年生の時に(柏)レイソルで1年間練習をしたりしましたね。中学ではジェフ(ユナイテッド千葉)にいまして、高校は八千代高校です。その後、高校からプロになることを目標にしていましたけど、大学にシフトチェンジして桐蔭横浜大学に入ってそこからY.S.C.C.横浜です。

――小学生の頃からFWだったのでしょうか?

浅川 小学校6年生の時からです。元々中村俊輔選手に憧れていたのでトップ下をやっていましたけど、トレセンに選ばれた時からFWをするようになりました。その時に相手の視野から消える、ディフェンスにつかまれないようにというオフ・ザ・ボールを教えていただいて、今のプレースタイルの原点が身に着いた感じです。そこから中学1年生の時にたまたま佐藤寿人選手を教えていたコーチと出会い、プレースタイルが似ていると言われてから佐藤選手をずっと追いかけるようになりましたね。

――ここまで8得点中、3得点が左足です。どちらの足が苦手ということはないように思いますが。

浅川 小学生の時から両足で蹴っていたのが今につながっていると思いますね。右利きですけど、中村俊輔選手に憧れていたのでずっと左足を練習してたんですよ。そうしたらパワーは右ですけど、コントロールは左の方がよくなったんです。もしも、右利きの選手に憧れていたら、左足が蹴れないままだったかもしれないですしよかったと思います。左で蹴れないから右にしか切り返せないだと相手にとっても怖くないので、どっちで蹴ってくるのかがわからないというのが一番怖いと思いますしね。

――得意なプレーはどういったものでしょうか?

浅川 シュートを撃つまでに、ディフェンスとの駆け引きは終了させたいんですよね。オフ・ザ・ボールでディフェンスとの駆け引きで勝って、シュートの時はGKとの駆け引きだけにするということを心がけています。サッカーで一番楽しいのがGKとの駆け引きなんですよ。GKがどっちに動いたからこっちに蹴るとかが好きで、楽しく点が獲れていますし落ち着きはある方だと思うので、逆を獲れるようなプレーが得意だと思います。

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▼笛が鳴った瞬間からフルスピード

――開幕節で、J3デビュー戦での得点は大きかったと思います。

浅川 そうですね。一発目を獲るというのが何よりも重要で、そこでいかに弾みを付けられるのかというのが今シーズン戦うにあたって1点目が大事だと思っていたので、それが早い段階で獲れて自信にもなりましたし継続的に得点ができていると思います。

――印象に残っている試合は?

浅川 個人的には、第10節のアスルクラロ沼津戦ですね。それまでは決定機を外すとその後も決まらないようになっていたんですけど、前半に2本決定機を外していましたがチャレンジし続けてシュートの意識があったからこそ獲れた1点でした。この沼津戦は自分の今後を左右する転機になった試合だと思いますね。

――早い時間帯で得点を重ねています。意識をされているのでしょうか?

浅川 たまたまその時間帯になったというのはありますけど、笛が鳴った瞬間からフルスピードでやっています。相手がまだ試合に入れていない状態で自分は一発目から100%が出せているので、相手とのちょっとの差がこの得点に結びついているのかなと、準備がちょっとはいいのかなと思います。後半も早い時間帯で、ほとんど20分以内で決めていますしね。

でも先制パンチも大事ですけど、試合終了間際の苦しい時間帯に点が獲れる選手になりたいなと思いますね。先制点も大事ですけど、試合を決定づける得点を獲って勝ち点として残るように成長していきたいです。先制点ができた上で最後の仕事として、複数得点というのは継続的にできるようになりたいですね。

――今季、チームは得点は多いですが失点も多い状況です。ここまで振り返っていかがでしょうか?

浅川 雰囲気は悪いとは思わないですし、自分たちがやろうとしているサッカーが少しづつ形になってきていると思います。相手が変えてきたところで対応ができなかったこともありましたが、少しずつ形になってきています。勝ち点としてなかなか残ってはいないですけど、試合の中では通用している部分は多くなっていますし悲観はしていません。先制点は獲れている試合は多いですし、自信を持ってプラスαで改善していければと思いますね。後期に向けてチームとして円熟味を増したプレーができてくれば勝ち点は拾えると思います。

――今後の目標をお願いします。

浅川 子どもたちに夢と希望を与えたいと思っています。まだJ3だと観てくれている人も限られているので、もっと子どもたちに見てもらいたいですし認知をさせたいですね。認知が広まれば魅せれる部分も多くなりますし、最終的により多くの子どもたちに夢と希望を与えられることにつながることになると思います。そのために、距離感の近い選手を目指しています。Jリーガーをより近くで感じてほしいですし、身近な存在がステップアップしていく姿を目の前で見てもらいたい。近所のお兄さん感覚で、「あのお兄さんこんなにすごいんだ」と思ってもらえるような選手になりたいですね。

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