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ルヴァンカップ『G大阪vs浦和』前日練習後の選手コメント『それはここに来た時点で想定内です(遠藤保仁)』など

最後は気持ちだと思うので、そこでしっかりと上回れるように戦っていきたいと思います

ルヴァンカップ『G大阪vs浦和』、公式前日練習後の選手コメントになります。

◯MF 7 遠藤 保仁(G大阪)
直前の浦和戦の結果が0-4でした。次はどのような戦いを想定していますか?
「ボール支配率を高めてくると思いますので、ある程度我慢をする時間が長くなるのかもしれませんが、先に点を与えないことが必要です。リーグ戦では悪過ぎたので、ゲームに入る良い準備をして試合に臨みたいです。ゲームプランは監督が考えていると思いますし、アグレッシブに戦いたいと思います。ファイナルでミスを冒せないような状況でもありますが、ミスを恐れずにいろいろなことに積極的にトライをして、勝ちたいなと思います」

勝負どころでは浦和に勝ってきたイメージがあります。
「勝負どころで負けているときもあるので、過去の成績は気にしていません。明日の試合内容はどうでもいいと思っているので、勝ってチャンピオンになりたい。相手も良いチームですし、相手よりも1点でも多く奪って勝ちたいと思います」

意気込みを聞かせてください。
「勝利に向けて頑張るのみ。僕たちは決勝トーナメントからでしたが、代表組やけが人で選手がいない中で代わりに出た選手たちでここまで勝ち上がってきているので、最後に良いチーム力を発揮してチャンピオンになりたいです。
一つでも多くのタイトルを獲ることは重要なことですし、個人という意味でもタイトルは財産になっていきます。ウチのクラブは9冠しているので、10冠目を獲れるように頑張りたい。ここに来た時点で浦和のホームのような雰囲気になるんでしょうし、それはここに来た時点で想定内です。相手の圧力に負けないようにやっていきたいです」

勝敗のポイントは何でしょうか?
「いろいろな場面で勝負の分かれ道はあります。できるだけ多くのチャンスを作って、相手ゴールにシュートを打つこと。それができれば勝てるのだと思います。3年連続で決勝に進めたことは素晴らしいことだと思いますし、昨季悔しい思いをしていますが、悔しさからたくさんのことを学んでここに来ています。チャンピオンになりたいと思ってみんなが来ています。明日は結果だけを求めていきたいです」

◯FW 9 アデミウソン(G大阪)
明日にファイナルを控えていますが、いまの心境はいかがですか?
「もう準備はできています。最後の練習をスタジアムでやって、準備はできましたので、あとは明日の試合のキックオフを待つだけです。自分たちの目標を成し遂げるだけです」

リーグ戦ではここで大敗をして、あらためてここに来て、思うところはありますか?
「やはり勝つことしか考えていません。どのゲームも勝利をすることを考えてプレーしています。たとえ、前回の試合で勝っていても、ここに戻って来たということは次も勝つということでやって来ています。過ぎたことは過ぎたことです。もう明日の試合に集中するだけです」

前回の浦和戦はトップ下のポジションに入っていましたが、役割は変わりそうですか?
「監督の指示に従うだけです。どんな形になるかは分かりませんが、どんな役割を与えられても、自分が果たすべき役割を果たしたいと思います」

◯MF 15 今野 泰幸(G大阪)
「リーグカップの決勝は気合が入りますし、準優勝で終わりたくないという気持ちだけです。昨年も緩んでいるつもりはないですが、昨年のこともあるので、なおさら同じ失敗はできません。そういう思いはあります」

同じ失敗をしないためには?
「先に失点をしないこと。そのためには球際や気持ちなど、ルーズボールを拾うなど、そういう細かい部分が勝敗を分けます。そのためにも細かい部分にこだわってやっていきたいです。決勝の舞台はなかなか来られないので、このチャンスは逃したくはありません」

◯FW 20 長沢 駿(G大阪)
「チームの雰囲気はすごく良いですし、明日の試合のために準備をしてきたので、良い形で大会を終われれば良いと思います」

前回のリーグ戦では0-4という結果でした。
「リーグ戦ではかなり屈辱的な負け方をしましたし、その悔しさを試合で晴らしていかないといけないと思います。自分たちの狙いを表現しながら、必ずレッズを倒したいと思います」

あらためてゴールへの思いを聞かせてください。
「決勝という舞台に立てる選手はなかなかいないですし、チームで出られない選手も、ここに来られない選手もいます。ここに来ているメンバーはそういった選手たちのぶんも責任を背負わないといけません。自分が点を取ったとしてもチーム全体のゴールだと思うので、チームのみんなのために点を取って笑って終わりたいと思います」

タイトルマッチでは何度もレッズと対戦してきていると思いますが、レッズと対戦することの思いは?
「レッズは日本の中でもトップクラスのクラブ。ポテンシャルも高いですし、そういうチームを倒して、タイトルを獲ることの価値は大きいです。笑って終わりたいです。明日は内容はともかく、勝って終わりたいです」

クラブとして、ACLを含めて10冠目が懸かっています。
「10冠目を獲ることを望んでいるので、チーム一丸でタイトルを獲りたいと思います」

◯GK 1 東口 順昭(G大阪)
「個人として、今季は初めてルヴァンカップに出ることになるので、責任を持ってやっていきたいです。昨年のこともあるので、今年こそは、という気持ちも強いです」

レッズに対して抱いている思いは?
「リーグ戦ではコテンパンにやられているので、しっかりとやり返したいという気持ちは強いです。シーズン最初のタイトルを獲るチャンスにもなりますし、そのあとのシーズンに続いていくものだと思います。まずは一つ目のタイトルを絶対に獲っておきたいです」

勝負を分けるポイントは?
「先制点だと思います。勝っている試合は先制していますし、逆に先制されると苦しい展開になっています。守備陣としては先に点をやらないということを肝に命じないとやられると思います」

ピッチ状態はいかがでしたか?
「すごく良い状態ではないですが、それは相手も同じ条件です。ピッチ状態に応じて、やるサッカーも考えないといけませんが、臨機応変にできる選手もそろっているので、特に問題はないのかなと」

あらためて意気込みをお願いいたします。
「チームメート全員とここに来ていないメンバーのことも含めて、勝って喜びたいと思います」

◯GK 1 西川 周作(浦和)
ピッチ状態はいかがですか?
「ゴール前は使っていないので、あまりよく分かりませんが、見た様子では砂が入っていますし、あまり状態が良さそうではありません。芝もねちっこいので、ボールが走らないかもしれません。ただやり慣れているピッチなので、うまく利用しようぐらいの気持ちで戦えればと思います。水をまかないときの対処法はうまくイメージできています。守備をしながら、自分の長所を生かしてチームの勝利に貢献したいです」

今までは目前で逃してきただけに、一つタイトルを獲ればクラブとして変われるのでは?
「一つタイトルを獲れれば、二つ、三つと勢いが出るチームだと思っていますので、それができれば、年間チャンピオンも獲れると思っています。明日の試合を一つのきっかけとして、今までのことがウソであるかのように、タイトルをたくさん獲りたいと思います」

◯FW 30 興梠 慎三(浦和)
ゲーム形式の練習では別メニュー調整でしたが、コンディションはいかがですか?
「僕は試合前日はあまりやらないほうが良いタイプでもあるので、そこはミシャが止めてもいいよ、ということだったので、自分の調整で別メニューにしました。コンディションは変わらず大丈夫だと思います」

直近の準決勝では3点を取って、勢いよく決勝に臨めそうですね。
「FC東京のホームで2-1で勝ち、第2戦は相手も出て来ないといけない状況でした。スペースも比較的ありましたが、次の試合は1点の勝負になるので、あの試合ほどスペースはないのかなと思います。難しい戦いになるのかなと。ただ1試合で何回かチャンスが来るので、それで決めたいと思います」

◯MF 8 柏木 陽介(浦和)
「コンディションは良いと思いますし、僕たちがいない間にいる選手が良い試合をしてここまで勝ち残ってくれました。その努力を僕たちが入ったことで乱すことがないように、しっかりと戦っていきたいと思います」

リーグ戦でのG大阪は、4-0の圧勝の形でした。
「ガンバは勝負強さを持ったチームです。先日のリーグ戦での4-0は一度忘れて、むしろ今まで負けてきた試合を思い出して、どういう戦いをしていかないといけないのか、自分たちがどうあるべきか、考えながら戦えたら良いのではないかと思います」

日本代表から帰ってきて。
「代表では納得のいくプレーはできませんでしたし、日本らしさを出せずに終わりました。少しもどかしさが残っているので、レッズでレッズらしいサッカーをして、良い結果を残したいと思います。そのための原動力になれればと」

ルヴァンカップで優勝することがリーグ終盤戦の勢いを生むことになるかと思います。
「個人的にもタイトルを獲ったことがないので、レッズに来てから3度目の決勝。全国の人が見ている中で、良いプレーをして、良い結果を残して、Jリーグ残り3試合に向けて突っ走りたいと思います」

◯MF 13 高木 俊幸(浦和)
「最後の最後でチームが勝っていることが大事なので、そのときになるようになればいいのかなと思っています。ガンバはこの間の試合を受けて、何か策を講じてくるのかもしれないし、前から来るのかもしれません。どう来るかは分かりません」

◯MF 24 関根 貴大(浦和)
前回、浦和が決勝まで来た2013年は、国立のスタンドで見ていたのですか?
「いや、テレビで見ていました」

決勝の相手はG大阪ですが……。
「いつも決勝やビッグマッチで良いようにやられている相手なので、チームの雰囲気や流れも全然違います。気負わずに今までやってきたことを出せればと思います」

ポジション争いのライバル・駒井選手も調子が良さそうですが。
「ヨシアキくん(駒井)があのポジションからしかけることで、得点につながったシーンがあるなど、刺激になりますし、自分が出たらより責任感を覚えています。危機感も感じますし、より目に見える結果が必要だと思います」

ずっと浦和で育ってきて、タイトルが目の前にある試合を控えた心境は?
「まだタイトルを獲ったことはないし、ミシャさんが監督になってからもビッグタイトルはありません。僕のことを起用してくれる監督でもありますので、結果で応えて恩返しをしたいです。内容どうこうよりもサポーターが一番うれしいのは結果。それがすべて。積み上げてきたものはありますが、最後は気持ちだと思うので、そこでしっかりと上回れるように戦っていきたいと思います」