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アニメとかに詳しいライター・後藤勝

2015 10/03  09:23

東京ゲームショウ2015、サッカーゲームはウイイレのみ!? 一方、驚異のVR展示は未来を示唆していた

コンピュータゲームの総合展示会『東京ゲームショウ2015』を取材したのは、アニメとかに詳しいライターとして知られる後藤勝。そこで出会った新生ウイイレを起点に、サッカーゲームの未来に思いを馳せる。


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▼TGS2015で新生ウイイレと出会う
 9月17日から20日まで千葉県の幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ(以下TGS)2015」を取材してきた。

 年々変わりゆく情勢を反映してPC向けシューターゲームやスマホアプリ、海外メーカーの出展スペースが増え、かつての大手コンシューマゲームメーカーの集まりといった印象から、総合的な展示会の様相を呈してきているTGS。『J論』としてはサッカーゲームの出来栄えがまず気になるところだが、今回出展されていたのはKONAMIの『ウイニングイレブン』シリーズのみ。主に10月1日発売のPlayStationR4、PlayStationR3用最新作『ウイニングイレブン2016』を推していた。そこで、ここでは同作品の出来栄えについて触れていこうと思う。

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▼ゲーム本来の快感とリアリティのバランス調整
 このところ原点回帰を標榜しているウイニングイレブンシリーズ、最新作の『ウイニングイレブン2016』も、周辺要素より、サッカーゲーム本来の操作する快感、ゴールの快感がフォーカスされている。

 アクションタイプのサッカーゲームは、リアリティを追求して現実の慣性を反映しすぎると、思うように操作できないストレスとなり、その反対にキャラクターにかかるGを軽くして操作しやすくすると、今度はそれをやりすぎた場合にリアリティに欠けて興ざめしてしまう。このバランスが難しいのだが、『ウイニングイレブン2016』の慣性は、きちんと勢いがついていながらも苦にならない程度のもの。生身のプレーヤーを動かしていると認識できると同時に、思い描いた展開の通りにボールと選手たちを動かす戦術面の納得感がある出来栄えになっている。

 ボールを持っていない選手のAIも気が利いており、タメてワンツーからウラに抜けた味方に送るスルーパスも気持ちがいい。試しに[4-1-2-3]の陣形でバイエルンを操作、CPUのパルメイラスと対戦したが、途中投入した右ウイングのロッベン(先発はミュラー)から右サイドのウラに出たレバンドフスキにタテのスルーパス、そこからボタン連打でグラウンダーのクロスを入れてニアで左ウイングのゲッツェが流し込んでのゴール──という、現実にありそうな芸当が決まった。

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※画面写真はAFCチャンピオンズリーグ2015出場チーム、浦和レッズとガンバ大阪です。

▼守備も含めて熟成が進んだ印象の最新作
 そのほかにも、中→外→中とふって、最後は中央でつないでのラストパスからのシュート、あるいはサイドからクロスを入れずに少し中へ入ってからのパスで中央の選手に点を獲らせるなど、コンピュータゲーム攻略的ではないサッカー的な"崩し"を意図して再現でき、かなり熟成した操作感と思考ルーチンを実現している印象だ。

 守備も、段階を踏んで対応していく現実のそれを思い起こさせる。前からプレッシャーをかけようとしてそれがはまらず、カーソル切り換えで対応しきれなくなったときには、徐々に自陣に引きながら危険なスペースを埋め、相手の攻撃を遅らせつつ、どこかの段階で最後の1対1、ボールホルダーに対して当たりに行き奪い返すことになる。この攻撃に於けるゴール前のシチュエーション同様に集中力がものを言う場面、実際に集中力でなんとかできたときには、これも守備なりの充実感がある。

 また、食いついた場合にけっこうボールが獲れるので、自陣ゴール近くはさておき、中盤やサイドでは果敢に狙っていきたくなるのだが、このことを考えても、守備の点でも現実のサッカーのような手応えが得られるのは確かなようだ。サッカーゲームではなく、サッカーそのものの楽しみを味わえるゲームという点で、やはり貴重な存在と思える作品なのではないだろうか。

▼ゲーム界全体のトレンドはVR
 TGS全体に視点を移すと、PlayStationRVRをはじめとして一気にヴァーチャルリアリティの波が訪れていることがわかる。客観的に平面のディスプレイを眺めていた時代から次世代への本格的な移行と考えていいだろう。

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(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

 さまざまな展示のうち、眼を惹いたのはプロダクションI.Gブースでおこなわれた『攻殻機動隊 新劇場版Virtual Reality Diver』の上映だ。この作品は"future technology × art"をコンセプトに立ち上げられたプロジェクトブランド"SIGN"制作によるもので、今冬、約10分間のVR映像がiPhone版とAndroid版で全世界に配信される予定だが、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)で鑑賞する本編に先駆け、3分間のティザー版映像を大人数で鑑賞できるドームシアターで上映したのだ。

 制作発表会の壇上で、演出を手がけた映像ディレクターの東弘明氏(stoicsense Inc.代表)は「360度立体視映像、ほんとうに没入感の高いものに仕上がっている」と説明したが、実際に観てみると、最初は天井の映像を客観視していると思えたものが、瞬く間にその映像のなかに入り込んでいるような感覚に変わっていくことに驚かされた。

 SIGNクリエイティブディレクターの浅井宣通氏(WOW所属)は「ことしはVR元年だなと感じている。ヴァーチャルリアリティという言葉自体は古く40年前からある概念だが、テクノロジーが急速な進歩を遂げ、時代が追いついてきたのではないか」と語っていた。

 VRのサッカーゲームを多人数でプレーする時代が訪れるのは、そう遠くない未来であるのかもしれない。

後藤 勝(ごとう・まさる)

サッカーを中心に取材執筆を継続するフリーライター。FC東京を対象とするWebマガジン『トーキョーワッショイ!プレミアム』を随時更新。著書に小説『エンダーズ・デッドリードライヴ 東京蹴球旅団2029』(カンゼン刊)がある。

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あ、以前に 2ch で”物知り”がなw(IP:220.41.126.53)

そういや、ボールも真っ直ぐ蹴れねぇくせに
自称サッカー通ばかりが集う、あの、2chで
「選手はウイイレでイメージトレーニングすべき」
て、エラそーに、ほざいてるの見たw
正直、今の日本のサッカーライターって『ウイイレ』とか『FIFA』
『サカつく』、あとアーケードの『WCFF』の知識で
システムとか戦術を「学んだ」程度のシロウトばっかだな
部活もやった事がない掲示板やネットの愚民と同じ知識で
床屋談義やってて、ピッチ分析や解説が駆ける訳がない
こんなゲーム屋の商業記事でサッカーのリアルを騙る
売文は、ゲヲタ向けの媒体でやってほしい

2015年10月 5日 08:38

異論(1票)

匿名(IP:49.104.13.195)

日本で、いや日本生まれのメーカーが販売してて自国内リーグが入ってないっておかしい。ここもここでJ論って言っててJのないゲームを載せるのも変でしょ。もっとそっちの危機感を訴えるべきだ。俺たちのチームとバルセロナをゲーム上だけでも戦わせて見たいなあとは思うけどね。

2015年10月 8日 10:03

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