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【Jリーグ】「Jリーグをもっともっと輝くリーグにするために、総力を結集して事にあたっていきたい(Jリーグ・村井チェアマン)」

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「Jリーグをもっともっと輝くリーグにするために、総力を結集して事にあたっていきたい(Jリーグ・村井チェアマン)」~1月のリーグの理事会より~『Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~』

1月30日、JFAハウスにて1月のリーグの理事会が行われた。理事会後に記者会見が行われ、Jリーグ村井満チェアマンから決議事項・報告事項が発表された。

今回は理事会後の会見に出席した出席者のコメントをお届けしています。

○村山勉 広報部長(司会進行)
「本日の理事会にて村井満氏の理事長(チェアマン)再任を内定いたしました。本件につきましては3月27日(火)に行われる予定の2018年度第1回社員総会で正式に決定いたします。本件のの決定プロセスについて、Jリーグ経営本部鈴木の方からご説明いたします」

鈴木正雄経営本部本部長
「理事会および先ほど実行委員の皆様に報告をした内容を、役員候補者選考委員長の(Jリーグ法務委員長の)二宮委員長からの説明をご報告させていただきます。役員候補者選考委員会の全員一致により現チェアマンである村井満氏を次期チェアマン候補者として決定いたしました。選考基準についてご説明させていただきます。

選考委員会は昨年10月から今月まで合計4回開催し、チェアマン候補者について議論を重ねて参りました。選考委員会のメンバーですが、実行委員の方々の意見が重要であることからJ1・2名、J2・2名、J3・1名の5名に参加いただき、全部で9名のうち、過半数を占めております。

前回との相違で申し上げますと、今回の選考委員会の特色としましては、業務執行理事は一人も入っておりません。現執行部の影響を完全に排除した形で議論を進めました。

なお規程上は、選考委員会において適切と考えれば、別途1名ないし3名の委員を選出することができますが、今回は第一回の委員会で協議した結果、追加の委員の選任は不要ということで、合計9名で選考を進めて参りました。
役員の選考プロセスですが、2段階を踏んでおります。まずはチェアマン候補者を決定し、その後、その他の役員候補者を決定するという流れとなります。

本日、最終的に理事会で決議いただきましたのは、今申し上げた1段階目のプロセスであるチェアマン候補者の決定でございます。その他の役員候補者については2月の理事会で、委員会から答申され決議される予定でございます。

チェアマン候補者の選考プロセスですが、まずはJリーグを取り巻く環境や対処すべき課題を委員会で共有し、チェアマンに求めるものについて意見交換をいたしました。そこではDAZN(ダ・ゾーン)との取り組みを着実に行い、視聴者数も伸ばしてマーケティング契約等で反映させること。それから海外放映権への取り組みなどビジネス面を引き続き強化する必要がある事。それから、フィンテック(ファイナンス・テクノロジー)をはじめ世の中のスピードが非常に早く、劇的に変化しておりますのでその変化のスピードに対応できる方。さらに競技のクオリティや興行面の強化が引き続き必要という意見が出されました。こうした議論を受け、委員会として現チェアマンを候補者の一人に挙げ、現チェアマンに続投の意思の有無を確認することと並行し、委員それぞれが他に適切と考える候補者がいれば、推薦するプロセスを経ることになりました。

結果として、現チェアマンとして実行委員あるいは理事会の総意があれば続投の意思があることが確認され、他方で委員の方から他の候補者の推薦は誰からもありませんでした。そこで現チェアマンに、委員の前で今後2年間のチェアマンのミッションについてご説明いただき、それを踏まえましてこの4年間の実績、とりわけDAZNや明治安田生命様等とのパートナーシップ関係を構築した実績があり、次期もこれらを引き続き着実に伸ばしていかないとならない重要な時期であり、引き続き村井氏に続投するのが委員会としては最善と判断し、全員一致で村井氏の続投が決議いただきました。それを踏まえて本日の理事会で決議されたという経緯です。

以上、簡単ですがプロセスについてご説明申し上げました」

○村井満チェアマン
「ACLプレーオフの大変重要な日にお時間をいただきありがとうございます。先ほど、理事会で次期チェアマンということで、答申をいただきました。私自身、全く外の人間で、2年間身体が持てばという思いで着任しました。2期4年間チェアマン職を務め、歴代の先輩が2期4年で交代をされていましたので、私も一つの区切りでここまで全力で頑張ろうとやってきたつもりです。

今回、こういうような形で「大きな過渡期なので、ぜひ継続を」と期待いただきました。身に余る期待だと感じつつも、全力を挙げて取り組んでいきたいと思っております。

環境の変化は非常に早く、世界もどんどんスピーディーに動いていく中で、Jリーグをもっともっと輝くリーグにするために、実行委員、パートナー企業の皆様、そしてメディア関係の皆様等と総力を結集して、事にあたっていきたいと思う次第でございます。何卒よろしくお願いいたします」

(2)へ続く

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