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【岡山】下口稚葉「今年はサッカー人生の勝負の年だと思っています」/【政田サッカー場直送レポート】

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2年目のシーズンに懸ける想いは並々ならぬものがある。守備陣は選手が多く入れ替わって新たな競争がスタートし、下口稚葉は「僕からしたらチャンス」と捉えて一日一日のトレーニングに臨んでいる。今季、背番号31は要注目選手の一人になるに違いない。

(取材日:1月23日)


■下口稚葉

――2年目のシーズンをどんな気持ちでスタートしている?

「去年は天皇杯の2試合しか出れなかったんで、今年は本当にリーグに絡みたい。今年はサッカー人生の勝負の年だと思っています。今年が本当に大事で、うまくいけば上に行けるし、停滞すればどんどん下に行くと思っているんで、本当に自分の勝負所だと思っていますし、試合に出れるように、スタメンを勝ち取れるようにやっていきたいです」

――1年目の昨季にいい感触をつかめているのでは?

「試合には出れなかったですけど、日頃の練習から自分の成長のためだけに目を向けて生活できたのはよかったですし、シノ君(篠原弘次郎/福岡)だったり加地さん(加地亮)だったり、目標とする選手と一緒にトレーニングすることができてすごくいい経験をさせてもらいました。自分もやれるんだって自信を失うことなくやってきたしケガもせずにやれたので、力を付けることはできたと思っています」

――篠原君の移籍は寂しいね

「そうですね。宮崎キャンプの頃から舎弟のようにずっと後ろにくっついていろんなことを教わってきましたからね(笑)。熱さとかそういう気持ちの部分からすごくお手本にしてきた選手だったので寂しい気持ちはありますけど、電話で話もして『一緒に試合しような』って言ってもらった。僕も試合に出ていい形で出会えるように、ここで頑張っていきたいです」

――今年のディフェンスラインは、また新しい競争が始まっていくことになる

「僕からしたらすごくチャンスだと思っています。遠慮とかまったくせずに本当に勝負したいなと思っているんで、自分の持っているものをすべて出していきたい。余裕をもってやれるような選手じゃないですし、毎日すべてをぶつけていくことでおのずと道は開けてくると思っています」

――どういうところをアピールしてポジション争いに挑みたい?

「去年一年間アグレッシブに戦うことはできたと思うし、そこは自分でも自信のあるところですけど、この世界はそれだけじゃ試合に出るまでの信頼を勝ち取ることはできないんで、そこからプラスαをどう出していくか。落ち着いてプレーして周りに安心感を与えることだったり、信頼してもらえるような振る舞い、声といったところのレベルを上げていかないといけないと思っていますし、シノ君だったり加地さんのプレー姿を間近で見てきてイメージはできているので、そこに少しでも近づけるようにやっていきたいです」

――後輩も入ってきたね

「一年前の僕に比べたらみんなレベルが高いですね(笑)。もうライバルだと思っているので絶対に負けないって心に決めていますし、自分も含めて若い選手がポジションを争って上の選手に刺激を与えていくことでチームとしても成長していくと思うんで、僕が引っ張っていく気持ちでやりたいですね」

――ポジションが同じ阿部君の存在はすごく意識するでしょう

「そうですね。でも、これまで人を意識してあんまりうまくいったことがないんで自分のペースを乱さずやっていきたいと思います。僕にはもう一年間培ってきたものがありますし、自分のペースでやっていけばいい方向に進むと信じているので、まずは自分を信じてやっていきたいですね」

――チームとしては、多くの選手が入れ替わった中でどんなチームになっていければと思っている?

「ファジらしく走ることだったり球際を激しく戦うことをまずやって、そのうえで、本当にいろんなタイプの選手が入ってきたので、それぞれの良さを出していくことで新しいチームの色が出てくると思っています。面白いチームになるんじゃないかなって思いますし、僕も自分の色をどんどん出していって今年のチームに加わっていきたいなって思います」

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