【大宮】キーワードは"シンプル"。2週間の取り組みを信じ、ぶつけるのみ【プレビュー/J1第32節・仙台戦】

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大宮アルディージャ、対仙台戦のプレビューになります。


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監督交代を経て、「リーグ戦残り3試合を勝利で終わりたい」というストレートな思いを持った石井正忠監督の下での再出発。2週間という準備期間は決して長くはなかったが、新たな色を浸透させるため、新指揮官を先頭に取り組んできた。その成果を勝利という形で見せることにフォーカスし、仙台に赴くことになる。

1週目は守備の整備をメインに進め、2週目となる今週は攻撃に注力してきた。石井監督は「聞いて理解して、実際にやってみるというところは高い」とチームの取り組み方を称賛しており、ある程度の好感触を得ている。

最大のポイントは、チームのベースとなる守備の整理。アグレッシブさ、ハイプレッシャーを求めるスタイルは一つの綻びが致命傷になり得るだけに、始動から入念に確認を重ねてきた。完璧な連動を求めるのは酷だが、「ハッキリとした守備の統一感を出せればいい」という指標に対しては、ある程度の手ごたえがうかがえる。

「昨日(16日)の紅白戦くらいまでは不安定な部分もありましたけど、今日(17日)の練習を見て最後に確認もしたんですが、そこを見た限りでは整理もされたんじゃないか」(石井監督)。選手の中にも「その場で最善の策を取ることが求められている」(和田拓也)という認識があり、試合中の判断も含めてスキを排除してきた。

一方、今週のトレーニングを費やして整備を進めてきた攻撃については、「もっともっと高めないといけない部分はあると思うんですけど、攻撃の意識というのは少しできてきたんじゃないかなと思います」と指揮官は言う。FWがシンプルにDFの裏を取り、そこを使ってポイントを作ることからスタートする形は、分かりやすさもあって素早く浸透した。

もちろん、形だけを仕込んでいるわけでもない。大前元紀が「手数を掛けたり、仕掛けたりというところの位置について監督もだいぶ言っている」と言うように、プレーエリアや状況によっての優先順位は明確になっている。チームとしての基本となる形を遂行しつつ、臨機応変に効率良く相手のゴールに迫ることを目指していく。

トレーニングメニューの最後にシュート練習を入れ続けたことも示唆的だ。「シュートを打たないと何も始まらないですし、そういう意識付けの部分だと思います」と瀬川祐輔。左右のクロスからシュートポイントに入る形が繰り返し行われ、シュート練習以外でもクロスの出し手への要求は細部にわたっていた。ゴールへの道筋を確立させるべく、妥協なく歩んできた印象だ。

2週間の準備期間で、できることはやってきたと言える。手ごたえを結果につなげることが最重要かつ最も難しい作業であることも確かだが、後のない状況では迷っていても仕方ない。

石井監督は「トーナメントの準々決勝に臨むという気持ちで行かないといけない」と仙台戦を表現した。"ラスト3"の初戦ではなく、可能性をつなげていくための第一歩。攻守の形と同じく、与えられた条件はシンプルだ。ただ勝つために、自分たちの力と2週間の取り組みを信じ、ひたすらにぶつけていくのみだ。

■予想フォーメーション



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