【町田】相馬直樹監督「選手たちが戦う姿勢を見せてくれた結果、つかみ取ったドローゲームだった」+横浜FC・奥寺康彦監督、大久保哲哉【監督・選手コメント/横浜FC戦】

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相馬直樹監督「選手たちが戦う姿勢を見せてくれた結果、つかみ取ったドローゲームだった」+横浜FC・奥寺康彦監督、大久保哲哉【監督・選手コメント/横浜FC戦】町田日和


■明治安田生命J2リーグ第38節・10月20日(金)18:30キックオフ
等々力陸上競技場/2,943人
横浜FC 2-2 FC町田ゼルビア
【得点者】横浜FC/20分 大久保哲哉、68分 大久保哲哉 町田/3分 吉田眞紀人、85分 戸島章

■奥寺 康彦監督(横浜FC)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「すぐに点を取られてしまったのは、われわれが気をつけないといけない点だと思います。立ち上がりにフワっと試合に入ってしまい、点を取られてしまったと思います。

それ以降はハードワークをする中でチャンスも作れましたし、一進一退の攻防になったと思います。また同点ゴールを決めることができて、われわれとしては思ったように形を作れたと思っています。

後半に関しては、立ち上がりはすごく良い流れで試合を進めることができましたし、ジャンボ(大久保哲哉)が勝ち越しゴールを決めるなど、本当に良いリズムで戦えた後半だったと思います。ただやはり、最後の最後で打ち合いになったときに、ゴール前でマークを徹底できずに同点ゴールを決められてしまったことはすごく残念です。

こちらもイバのチャンスがありましたし、3点目が先に入っていれば、こちらが勝ったのではないのかなという気がしますが、トータルで見れば今日は選手たちがハードワークをしてくれました。所々でミスなどもありましたが、総括すると良く走って最後まで戦ってくれたと思います」

ーー暫定で指揮を執られましたが、少ない準備期間の中でメンタル以外の部分でテコ入れをしたことはありますか?
「テコ入れというわけではなく、相手がすごくハードワークをしてくるので、そこをかわしてサイドチェンジを入れてチャンスを作っていこうという話は伝えました。あとは本当にハードワークの部分で負けるなと、そしてこちらもセカンドボールを拾ってチャンスを作っていこうということは話をしました。町田さんは激しいプレーをしてくるチームで、コンパクトに戦ってくるチームです。いかにしてサイドへ展開して相手のプレッシャーを剥がしていくこと。そしてボールを奪った後にサイドチェンジを入れていく展開は、とても有効な攻め方だったと思います」

ーー結果は勝てませんでしたが、奥寺さん個人として久しぶりにJリーグの試合で指揮を執ってどんな思いでいますか?
「突然の指揮でした。遠くで見ることはありましたが、私が中に入って何かを言うよりも、今まで指揮をしてきたコーチングスタッフと話して、われわれが今まで積み上げてきたことをやろうじゃないかという話はしました。その中でメンタル面を強調する中で試合に臨みました。選手たちに頑張ってほしいと励ましながら戦いました」

ーー大久保哲哉選手を今季初めて先発で起用し、最終ラインも渡邉選手という選択肢がある中で楠元選手を起用しましたが、その意図を聞かせてください。
「ジャンボ(大久保)の場合は、イバがいたのでなかなかチャンスはありませんでしたが、今日のイバは負傷を抱えていたのでジャンボが頑張ってくれました。交代出場でも点を決めている選手なので、ゴールの部分は期待していました。彼自身が2点を取ってくれたことは感謝していますし、そこまで活躍できるということを証明してくれました。先発で出たいという思いを抱きながらトレーニングをしていると思いますが、彼自身が持っている力を思う存分出してくれました。

渡邉の場合は、サイドチェンジを展開するには難しい部分があったので、若い楠元に期待して、成長をしてほしかったので、試合前には『チャンスだからしっかりと戦おう』と話しましたし、楠元もそれほど悪くなかったので、途中交代は考えていませんでした。前線の攻撃に変化を加えたかったので、途中交代はさせませんでした」

ーー久しぶりにベンチで指揮を執って、「これは面白いからもう少し続けたい」という気持ちにはなりましたか?
「今日勝っていればそういう気持ちにもなったかもしれませんが、コーチングスタッフと話す中で思ったような展開になりましたので、あのあと3点目が入って勝ったとしたら、すごくそういう気持ちになったかもしれません。ただ本当に勝つことは大変なことだと思います。試合が始まると、選手たちの頑張りに託すしかないのですが、試合を終えると、気が張っていたこともあってか、指揮を執ることはこんなに疲れるものなのかと、いまはドッと疲れが出ています」

■FW 39 大久保 哲哉(横浜FC)
2点目は理想的な形だった
「勝ち点3を取ることだけを考えて試合に臨んだが、最終的に引き分けで残念です。スタメンで久しぶりに出られて、レアンドロ(ドミンゲス)がいるので、彼に良い形でボールが渡れば良いボールが来ると練習で分かっていたし、そこを意識してやりました。

(町田戦ということで特別意識したことは何ですか?)CBは身長が高いですし、特長は守備からのチームだと認識していました。レアンドロとは縦関係の2トップのような感じでしたが、僕が相手を引っ張って彼のスペースを空けることを意識していました。

(中盤がいつもよりも流動的だったのでは?)2点目は理想的な形でした。ダイレクトのパスが通るような形は今まであまりありませんでした。ダイレクトのワンツーだと相手がいるとかいないとか関係ないですし、それは自分が求めていた形でもあります。2点目の展開は相手が強い、弱いは関係ありません。

1点目はイメージどおりですし、自分の一番のストロングポイントを出せたと思います。たとえボールが来なくても何回も要求し続けていくことをやっていきたいですし、それも今までやってきたことです。ボールが来たあと、決めるか決められないか、それは自分次第です。それはこれからも変わりません。

(2点目を取ってからのチームの意思統一はどうだったのですか?)僕個人としては追加点を取れる感触でした。イバの決定機もありましたし、2-1の状況から3-1にできるチャンスを決められなかったことが痛かったです。2失点目に関しては、僕がベンチに下がったあとで見ていないのですが、自分たちが上の順位に行くためにも、したたかに戦って勝ち点3を取れるようにすること。それが大事なことです。

(やはり課題は守備でしょうか?)でも点を取られるのは守備陣だけの問題ではないですし、点を取れないのも前だけの問題ではなく、チームの問題です。今日はシュートを18本打っていて、相手にも同じシュート数を打たれましたが、18本も打てる試合はこれまで少なかったです。アタッキングエリアに入ってチャンスを作る形もそんなに多くなかったので、それは収穫だと思います」

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まず、こういう雨が続いている天候の中、われわれにとってはアウェイゲームではありましたが、たくさんの方々にわれわれをサポート、応援にし来ていただきました。本当にありがとうございますとお伝えしたいと思います。最後に追いついたこと、そしてもう少しでひっくり返せそうだったこと、皆様の声援が選手たちを最後まで走らせてくれたと思います。本当にありがとうございます。

今日は横浜FCさんが普通の状況とは違うと思っていましたので、それを選手たちに伝えてピッチに送り出しました。立ち上がりに良い形で先制をしましたが、その後の横浜FCさんが両サイドを起点に後ろからどんどん人が追い越してくるような形で相手に押し込められるような展開になる中、高さを生かされる形で点を取られてしまいました。 さらに前半はそれだけではなく、押し込まれる時間帯が長く続いてしまい、苦しい展開になったと思っています。 ただそういった試合展開の中でも前半を1-1で折り返せたことは、本当に良かったと思います。

ハーフタイムにもう一度、自分たちでマイボールをしっかりと動かして攻めないと相手に押し込まれてしまうよという話をして、後半のピッチへ選手たちを送り出しました。後半は前半よりもきちんと自分たちが攻め込む時間を作りながら戦っていましたが、やはり中盤の位置で良い形で相手にボールを持たれてしまった中、守備を崩されるような形で失点をしてしまいました。

失点をする前の時間帯は、中盤の選手である森村が少し足をつった状況でしたし、彼はまだできるということだったので、ピッチに立たせていましたが、もしかしたら僕のほうで彼を交代させることにより、状況を変えられたかなと思っています。ただその後は積極的にベンチも動いた中で選手たちがそれに応えてくれたなと思っています。

もちろん、同点に追いつけたのはリードをした横浜FCさんが下がるというか、守る意識になったことも大きかったと思いますが、相手が引いている中でも前へ出ていく、そういう姿勢を選手たちが見せてくれたことで終盤に追いつくことができたかなと思います。

ひっくり返すチャンスもあった一方で、前がかかりになった分、カウンターでやられるかもしれないというオープンな展開になりましたし、そうした展開は見ている方からすると、スリリングなものになったかと思いますが、選手たちが最後まで戦い抜いてくれたことに満足しています。

ただわれわれはいま勝利に見放されている状況ですので、結果には満足していません。とはいえ、同じドローゲームでも今日のような試合は選手たちが戦う姿勢を見せてくれた結果、つかめたものだと思っています。もちろん弱さを見せた部分もありますので、そういったことを克服することを含めて、残り4試合で勝ちを持ってこられるように、まずは次のホームの讃岐戦で勝てるようにまた良い準備をしていきたいと思います」

ーー後半途中で中村選手と戸島選手を交代で投入したあと、選手の配置でいろいろな選択肢がある中、戸高選手をボランチに置き、そのまま平戸選手をサイドハーフに配置した意図を教えてください。
「ボランチの配置に関して、戸高の場合は前へ侵入していくボランチとして捉えています。平戸に関してはサイドハーフの位置では前にランニングをしながらボールを受ける仕事をやってもらっていますが、ボランチに入ると下でさばくプレーをする選手として捉えている中で井上との関係性で少しボランチのポジションが後ろに重たくなってしまうイメージを抱いています。前節の金沢戦でも戸高を途中から投入した際に、最初は平戸をボランチのポジションに配置を変えたのですが、5分もしないうちに前線に入っていた戸高をボランチに置き換えていました。そのときの印象が良かったことも含めて、今日は途中から戸高にボランチのポジションでプレーしてもらいました」

ーー前がかりになれば逆にカウンターでやられてしまうというリスクあるが中で、横浜FCにはレアンドロ・ドミンゲスがいて、最後はイバが入ってきて押し込まれましたが、そういう前がかりになったときに、中盤のバランスやポジショニングのバランスを取るような役割を担う選手は誰になるのでしょうか?
「基本的には井上です。もちろん2CBが後ろから声をかけていると思いますし、今日のピッチだと髙原の声は聞こえないと思いますが、後ろの選手が声を掛けながら、後ろからポジションを押し出すことで両サイドが起点となる形を作れました。同点に追いつくゴールが生まれたシーンもSBの大谷が前に押し出された形から生まれていると思っています。

やはりリスクを冒さないと点は取れませんし、相手は守ると決めたわけですから、そういった相手に対して自分たちは出るという選択をしました。当然やられてしまう可能性もありましたが、何もやらずにやられてしまうのを、われわれを応援に来てくれた方々は見たいとは思いませんし、少なくともその姿勢を示して、今日は追いつくところまで持ち込めたと思っています」



吉田眞紀人/ゴールから遠ざかる日々の中で抱えていた葛藤(後編)【コラム/横浜FC戦】

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