【甲府】吉田達磨監督「1ポイントとはいえ自分たち次第という状況に持って行くことは大事」【無料記事 2017年J1リーグ第29節 甲府対FC東京】

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ記事を全文掲載いたします。


吉田達磨監督「1ポイントとはいえ自分たち次第という状況に持って行くことは大事」【無料記事 2017年J1リーグ第29節 甲府対FC東京 吉田達磨監督会見】山梨フットボール

【2017年J1リーグ第29節 甲府対FC東京 吉田達磨監督会見】

1ポイントとはいえ自分たち次第という状況に持って行くことは大事

雨の中で応援していただいて、半分以上のモノを前半に手にしていたと思います。多くのチャンスを作った訳ではなく、決定的なピンチも2~3回あった中でセットプレーから1点を取る。理想的な、僕たちが今まで手にできなかった...いつもの逆の展開で、いいものを持ってきたときにセットプレーからやられる、悪いときにセットプレーから点が取れない、そういう形でここまで来ましたけれど、そういったことを考えると、とても理想的というか、絵にかいたような前半の終わり方でした。それだけにセットプレーから失点して、ゲームを終えないといけないことは残念に思います。ただ、普通であれば3ポイントで終えないといけないと思いますが、1ポイントを取ったことは――3ポイントが取れなかったことはポジティブではないが――大事にしないといけない1ポイントだと思います。

昨日(の広島の負けで)何故か得失点差で降格圏を脱出していたことを今日まで知らなかったが、得失点差ではなくポイントとして1つでも上回ること、自力で残留の可能性を残すということはとても重要なことで、1ポイントとはいえ自分たち次第という状況に持って行くことは大事だと思います。

選手は負けたような顔をしてロッカールームに戻ってきましたが、イライラしたり「なんであそこで戻ってこないんだ」、「なんでパスをしないんだ」、「なんでシュートを打たないんだ」という感情が出やすい状況ですが、選手たちが話をして前を向き続けるチームとして、「悔しい」とか「コノヤロー」とか「オマエ何やってるんだ」ということをぶつけ合って一つになっていくということ。嘆いたり、「こんな試合に勝てないとダメだ」とか、この世の終わりみたいな顔をしていること自体が誰かの力を奪っていきますし、僕たちは結果として10人の相手に勝てなかった事実を受け入れようじゃないかと。マイボールの時間、一人多いのにボールを右サイドから左サイドに持って行くことすらできなかった。そういうことは誰かの所為じゃなく、自分たちの実力ですから。今ある自分たちの力ですから。残り5試合、(また)こういうことが生まれるかもしれません。こういう状況の中でタフに勝ち抜いていけるように、こういった状況をきちんと脱出できるように、引き上げて、押し上げて行きたいと思っています。

石原克哉が引退を発表して、この後ここで会見をしますけれど、彼がここに座って会見しやすい状況を作れれば「こんなにいいことはないぁ」と思っていましたが、そういったこともできずに彼の力を借りながら残り5試合を戦っていきますが、今日取った1ポイントをしっかりと全身で抱え込んでこぼさないように、これからの5試合を駆け抜けていきたい。

――後半、数的優位をあまり感じられなかったが攻めきれなかった理由は?

シンプルにいうと、取ったボールがすぐに落ち着いてしかるべき配置につけなかったことが大きいと思います。僕らが一人多くてもFC東京にボールを持たれることはそんなに大局として変わらないことは分かっていて...。こっちがボールを持ってアグレッシブに入って行くというところで――技術的なミスはあるが――少し引いちゃったというか、「攻めよう」となると中盤に人がいなくて、みんながワンラインになって相手のDFラインのところに張り付いていくような、急いだというか、こういったことを経験していかないといけない。今日、ハーフタイムに「球を近くで拾いに行くようにしよう」、「新井涼平の周りに人を集めようか」と話をしましたが、そんなに急にできれば世話はなくて...でも、「こういうことで相手がああなる、あそこにスペースが空くんだなぁ」ということを身に付けて向上していくべきだと思う。(ボールを)取って配置につくまで――カウンターに関しては勝手に出るもので――相手は10人で攻め込んできますから、どっかに(相手の)リスクを(探していけば)、カウンターの形は黙っていても出る。その中で自分たちの時間が少なすぎて、時計の針を進めることもできず、相手を疲弊させることもできずというものがあったと思います。

――ここまでのチームの世代交代の評価は?

世代交代を進めようとか、進めてほしいとかということはなくて。僕もクラブもそういうことはなくて、いつもベストの選手が出るというベースは変わらない。J3から加入した島川がJ1のスピードに慣れてきて試合に出て行く。今日はちょっと前にパスをつけられずに後手を踏みましたけど、(J1の)水に慣れていなかった――新里もそうですが――選手がスピードに慣れていった。そういった中では確実に成長していると思うし、世代が代わっているというよりはこの舞台で(活躍の)芽がなかった選手が確実にJ1でプレーができるレベルに来つつある。でも、相手が10人になって(逆に人数が多い方が)裸にされるというか、モロにいろんなものを出さなといけない状況になってくると、やっぱりアイディアとかスピードとか、経験の不足が露呈してしまうことは伸びしろとして持っていると思います。


RANKING

タグマ! RANKING

    RECOMMEND

      Facebook